チェヨンが知らせを受けたのはその日の昼だった。テマンがかけつけてきた。
「テホグン」
「イムジャになにがおきたんだ」
「すみません」
見失いました。ちょうどよくスリバンの奴が駆け付けてきた。
「天女ならうちにきてるぞ」
ジホとシウルが頷きあう。
「おい・・」
お前たちがここにてあの方を一人にさせているのかと怒鳴る。
「違うって」
慌てていう。ジホが槍を慌てて握り直した。
「そうじゃねぇって」
俺たちは旦那が怒るから知らせに来たんだよ。
「天女が泣いていたんだ」
「泣きながら白いのとマンボ姐に話があるっていいうから」
ヨンはすぐに駆け出していった。隊長でもある男に全てまかせる。
「イムジャ」
「ああ・・きちまったよ」
マンボ姐のその言葉を聞くよりも早くイムジャの元へいく。肩をつかんだ。顔をあげさせる。頬にかわいたあとがあった。
「なぜ・・泣いているんです?」
「なんでもないわ」
「何もなくて・・あなたは泣くのですか?」
「ちょっと・・ちょっと」
白いのが割って入る。
話しの途中よ。ぜんぜん話ができていない。いつまでたっても先にいけないわよという。
「あんたは席をはずしなさいよ」
そうしなければウンスが話ができないでしょう。
白い奴にそういわれて一度イムジャへ目をなげかけるとこくんとした。ため息を吐いてしかたないのでテマンに護衛を頼み王宮に戻ることになった。