次の日。チュホンとウンスの馬に乗って二人は出かけていった。
「ここ?」
何もないが小さな畑・一つの家があった。すると女性と男性が出てくる。
「おまえはここにいろ」
「まぁ・・そういうわけにはいきません」
お客様でしょう。ねぇといい子供がやってきた。あれから数年が流れている。
子どもは八歳くらいになっていた。
「父上・・母上」
元気よくかけてくる。あれ?と首をかしげる。男の子と女の子がそれぞれ立っていた。
「まぁ・・かわいい」
2人の子供は元気が良さそうだ。奥様はどこか元気がないように見える。
「お邪魔します」
ソルファという女性がはかなげにほほ笑んでいた。
とにかく中に入らせていただきます。診察道具をもってきていてよかったわという。奥様を中に。旦那様にそういう。
ヨンが動くよりも先にヒョンが妻を抱き上げていく。子供たちも心配そうについてくる。
「ヨン・・診察するから」
子どもたちと外で待つようにいう。ヒョンもまた外に出てきた。
「こんな再会になるとはな」
「ヒョンは変わらないな」
「お前もな」
ヨンとヒョンは子供たちと遊んでやっていた。
「だれ?」
ヨンにじゃれてきたので抱き上げてやる。肩の上にのせてやった。
「わぁい・・たかい」
男の子ははしゃいでいる。女の子は上を見上げているのでヒョンが抱き上げてやった。
「父上」
女の子が父であるヒョンに抱き着く家の方を心配そうに見ていた。
「母上は大丈夫かな?」
「ああ」
しばらくして出てきた。薬草をのませてしばらく休ませれば問題ないという。ほぅとした。