それから数年が過ぎた。ウンスとビンの兄と妹が戻ってきた。アンジェ・チェヨンは武官になっていた。リンは王妃付きのムガクシになっている。
久しぶりの家族再会となる。
「そういえば・・あの二人まだ婚姻はしてないらしい」
「そうなのですか?」
それだけが心配だったウンスをみて母さまは笑う。
「ほほ」
どちらの方の婚姻を心配しているのかしらとからかう。父様は静かに兄様と酒をたしなむ。
「ウンス・・それならば‥早い方がいいよ」
「兄様」
この数年で大人の女性に成長をとげているウンスだった。
「戦に行く前に」
「そのような話が来ているのですか?」
「あの二人の特にヨンは筋がいいと話に聞く」
次の日。。アンジェ・チェヨン・リンを呼んで宴となった。
「私お酒を飲めるようになりましたの」
「それはまた」
「ウンス‥話がある」
「私もお話があるのです」
アンジェとリンは席を外してくれた。
その夜二人は無事にお互いの気持ちを伝えあった。めでたく婚約をかわしたのだった。
終わり。