いつまでイムジャは天界にいるんだ?
「そうですね」
むこうにいるヨンさんが気が付く日までです。
「せっかく来たのです。堪能させてあげてください」
「ねているぞ」
おこしましょう。
布団の中でぬくぬくしている。もにゃもにゃ。
「もう・・食べられないよ」
食べものの夢でも見ているんですね。ヨンの口もが自然と緩くなった。
「どこへつれていけと?」
椅子にどさりと座る。
「王宮」
「断る」
「それでは兵舎は?」
同じことだろう。
「却下」
「けちな人ですね」
ぐちをいったら睨まれた。
ウンスが起きた。寝ぼけている。
「ヨン」
にこぱとなる。これは現代ヨンと間違えている。きてきてと手をふりふり。かわいいしぐさ。ヨンが近くによっていく。
ぎゅーとしてきたので硬直。
「チトセ・・どうにかしろ」
「いいじゃないですか?」
同じウンスさんです。浮気になりませんよ。サービスです。
「なんだ・・それは」
すりすりふんふんと鼻を動かす。ヨンは動けないので両腕を広げたまま固まっていた。
「どうすればいい?」
「なでなでしてあげたらどうですか?」
「できるか」
「ヨン」
「もうねろ」
「はい」
素直にうなずく。布団に戻っていった。