第75話 フェニックス導入秘話(2) | F社長の『直感力』

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直感力と強運で数々の難局を乗り越えてきた
フェリックス代表・福永正和の波乱万丈ブログ


2006年1月頃



HIC(フェニックス)の社長が


東京からマシーンを車に乗せて福岡まで来てくれ


フェニックスを投げますが操作性やセグメント等の


基本的な大切な機能がきちんと出来ているのでヒットすると確信します



そして2店舗目で福岡初進出のとめ手羽西中洲店で話をします


フェニックスはマシーンがいいのもさることながら


再リース方式なのでマシーンを買う必要がありません


当時ライブを一気に購入し


新業態の居酒屋とめ手羽の展開をしだして


資金難に陥っていたので


マシーンを買わなくていいと言うメリットもあり


フェニックスのディラーになります


この頃ダーツライブが大ブレイクしていて


品薄のダーツライブ待ちのユーザーが沢山いましたが



ユーザーの選択肢が増えると言う事で


好きなマシーンを選んでもらう事にしました



そしてHICの社長とダーツ界の事について意見を求められ


色んな話をしますが



これからのダーツ界に必要な事を尋ねられ


「必要なのはプロと答えました」


この頭の切れる韓国人社長は興味深く聞いていましたが


たどたどしい日本語で


「プロダーツ団体を作りましょう」と力強く答えてくれました



そしてフェニックスのディラーになりますが


理解不能な事にダーツ界は蜂の巣をつついた様な大騒ぎになります


フェニックス排除論が蔓延して


フェニックス設置店はトーナメントにも出させてもらえないとか


フェニックス設置店は警察から指導を受けるとか


意味不明な噂まで流される事になります



こうなると自分特有の反骨心が芽生えます


一台置くも100台置くも


フェニックスのディラーとなった以上 排除されるんです


とやかく言われないように


フェニックスのシェアを伸ばせばいいんだと言う結論に達し


ダーツライブとフェニックスを入れ替える事にします


今考えてもこの時の決断はギャンブルでした


ダーツ界はダーツライブ一色なのに自分の反骨心と意地だけで


フェニックスに切り替えます


そして弊社 営業部のスタッフは泣いてました(笑)



このときに助かったのがダーツライブが大人気で


中古品なのに買った値段より高い値段で売買されていて


中古のアバンテとライブのキットのセットが


あっという間に100台以上売れました


そして得た資金が4000万円以上出来て 資金繰りが楽になります


そして 新たにとめ手羽を2店舗作ります



つづく