#10 " シャリシャリくんの生みの親 ” | タイトル作家の作品集

タイトル作家の作品集

タイトルしか思い浮かばない自称タイトル作家が送る ”クスッ”と笑えるタイトルだけをお届けします。
※内容はハッピーエンド限定で自力でお願いします。

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タイトルとざっくりとした登場人物しか思い浮かばない自称・タイトル作家が送る ”クスッ”と笑えるタイトルだけをお届けします。
※内容はハッピーエンド限定で自力でお願いします。

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タイトルだけでは、つまらないとの意見も 親戚からだけですが受取り 最近は少し長めに

がんばっています。 また clever で lazy (賢くて 怠惰) な新しいジャンルとの

賞賛?の声も 海外から一件頂きました。 

タイトル作家としては、自分の仕事以上の仕事をしてしまっているようで そわそわしてしまいますので、 時々初心に戻らせて頂きますが、 今回は また少し頑張りました。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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今日のタイトルは、 ” シャリシャリくんの生みの親 ”です。

 

真面目で 少し天然な吉川幸造は、毎朝5時に起きて 1時間半のストレッチをする。

最初の15分は、ベッドの上で ふくらはぎのストレッチ。

次の45分は、床の上で 型通りの本気ストレッチ。

最後の30分は、開脚したまま マンガを読みながらのストレッチ。

幸三によると このマンガからの知識がとても貴重だそうだ。

 

すでに 定年退職している幸造が ストレッチ以外に 自宅で真剣に取り組んでいるものがある。

それは、二年後の飲食店オープンに備えてのメニュー開発。

カレーのルー、 ハンバーグ、 鶏のから揚げ、ポテトサラダ、蕎麦つゆ、担担麺・・・・・・・

珍しいところでは、ティラピアの西京漬け。

第二の吉田ソースをねらった吉川のフレンチソース。

 

いったい何料理屋を目指すのか?

最近では、どら焼きや水まんじゅうまで作り始めている。

 

ある日 幸造は寒天と砂糖を煮溶かし そこに青色の食品用の着色料を入れて混ぜていた。

いったい何を作ろうとしているのか? たずねてみた。

 

幸造は うれしそうに ”寒天でアイスキャンディーを作ってみようと思うんだ”。 と言った。

 

”すごい! 新しい試みね!”

”でも 色はブルーなの?”

 

”そうだよ ブルーハワイみたいに スカッとしたいからね”

 

”へー それで名前は何て付けるの?”

 

” シャリシャリくん

 

えっ え~   完全にコピー商品と気付かないのか????????

 

幸造は、型に入れて 冷凍庫で シャリシャリくんを冷やした。