日経平均株価が史上最高値を更新した後、足踏みが続く日本株市場で個人投資家は強気の姿勢を崩さず、信用買い残は18年ぶりの高水準にまで積み上がっている。
今後株価が上下いずれの方向に振れても反対売買が行われることは必至で、相場をかく乱する新たな火種となってきた。信用買い残は4兆9千億円18年ぶりの高水準。
日経平均は3月22日の最高値から5.6%程度下げた中、信用買い残は16%増えており、先行きの値上がりを期待した個人が下落局面で買いを入れた格好だ。
信用買いは投資家が証券会社に一定の委託証拠金を預け、証券会社から資金を借りて株式を購入する取引で、借りた資金はいずれ返済し、買いポジション(持ち高)も閉じる必要がある。
一方、信用売り残高は長期にわたり6000億円台から1兆円台の間で一進一退が続いており、信用倍率は6倍超と、過去20年で見ても歴史的な高水準となっている。
信用倍率は2倍程度が適正な水準かなと思っており、3兆円前後膨らんでいるかなと言う感じ。
この3兆円の解消は「売り返済」で解消されます。
高値がまだ続くならよいが、一旦市場が下落し出すと一斉に利益確定売りに走り出し急落市場を起こすリスクがあります。昨年も7月に入った後下落市場になっています。
今月は6月28日が今月最終取引日であり、今日・明日は前倒し対応にちょっと注意かな?7月に
入ってからだと思いますが、短期間で1600円も上がった市場ですから前倒しもあるかな。