1³+2³+3³+4³+5³+…=1/120 になることの証明は,正式には,リーマンゼータ関数を導入して,解析接続を行って

ζ(-3)=1/120 を導く必要がある。

https://ameblo.jp/titchmarsh/entry-12130347141.html

に詳細を書いたので参考にしてください。

 

以下、高校数学の微分の知識をつかって証明していく。

 

 

A=1³+2³+3³+4³+5³+… とする

このAの交代級数

B=1³-2³-3³-4³-5³+…

を考える。

 

A-Bをつくると

A-B=2(2³+4³+6³+8³+…)

=2{(2×1)³+(2×2)³+(2×3)³+(2×4)³+…}

=2×2³(1³+2³+3³+4³+5³+…)

=16(1³+2³+3³+4³+5³+…)

 

ここで右辺にA=1³+2³+3³+4³+5³+…

が表れたので

A-B=16A

よって

15A=-B

A=-B/15

になるので B=1³-2³-3³-4³-5³+…

を求めることにする。

 

初項が1で公比がrの等比す数列の和は

S=1/(1-r)

である。この公式は|r|<1 のとき成り立つが,ここではrの条件(定義域)を外して(拡張して)

r≠1のときに成り立つとして話しをすすめよう。(実はこれが解析接続という考え方である)

 

r=-xとして

S(x)=1/(1+x)

という関数を考えると

1/(1+x)=1-x+x²-x³+x⁴-x⁵+…

が成り立つ。

 

 

 

両辺をxで微分する

{(1+x)-x}/(1+x)²=1-2x+3x²-4x³+5x⁴-…

1/(1+x)²=1-2x+3x²-4x³+5x⁴-…

さらにこの等式の両辺にxをかける。

x/(1+x)²=x-2x²+3x³-4x⁴+5x⁵-…

 

両辺をxで微分

{(1+x)²-2x(1+x)}/(1+x)⁴=1-2²x+3²x²-4²x³+5²x⁴-…

(1-x²)/(1+x)⁴=1-2²x+3²x²-4²x³+5²x⁴-…

 

さらにこの等式の両辺にxをかける。

x(1-x²)/(1+x)⁴=x-2²x²+3²x³-4²x⁴+5²x⁵-…

両辺をxで微分

{(1-3x²)(1+x)⁴-4(x-x³)(1+x)³}/(1+x)⁸=1-2³x+3³x²-4³x³+5³x⁴-…

 

この式にx=1を代入すると

(1-3)2⁴/2⁸=1-2³+3³-4³+5³-…

-1/8=1-2³+3³-4³+5³-…

右辺は,まさにBである。

したがって

 

A=(-1/8)×(-1/15)=1/120

 

よって

1³+2³+3³+4³+5³+…=1/120