フラワーモチーフジュエリーブランド

セレンディップジュエルの

天生目理香(Nabatame Rika)です。

 

久々のブログになってしまいました。
前回に引き続き、昨年釧路を訪れたときのことを書いています。
 
このブログは今落ち込んでいて出口が見えない人に読んで頂きたくて書き始めたものですが、出口が見えている人も、落ち込んでいない人も読んで頂きありがとうございます。
 
 
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釧路へ ② (40歳どん底Ns.がジュエリーで輝く2260㉟)

 
 その話はありそうでない、できそうでできないサクセスストーリーだった。
 
 釧路の街の一角にあるアクセサリーSHOPで、そのオーナーである大谷さんの話に聞き入っていた。
 
 釧路駅からタクシーで10分ほどの距離に、その店はある。
 
 「フェザーアクセサリーショップ buffまでお願いします」
 
 「ん?どのあたり?」
 
 「愛国東2‐6‐13です」
 
 駅前で乗ったタクシーの運転手さんも、店の存在を知らなかったが、住所を告げると、その場所まで乗せてきてくれた。
 
 区画整理された市街地の一角。落ち着いた雰囲気の街並みに、オレンジ色の壁が目立っていた。
 
 そこは、工房付きの10坪くらいの小さなお店だった。
 
 東京から約900キロ。遠く離れた北の街でデザイン、製作されているアクセサリーを、めちゃめちゃ有名な女優さんや俳優さんが何人もつけて、雑誌やテレビにたくさん出ていることに改めて驚いた。
 
 大谷さんは、眼鏡の奥の優しげなまなざしが印象的な方だった。この時聞いた話の全てをここに書くことは勿論できない。
 でも、ほんの少しだけ。
 
 大谷さんは12年前にこのお店を始めた。
 その前は、有名な某フェザーアクセサリーショップでお仕事をされていたが、自分のお店を持とうと場所を釧路に決めて開業した。
 
 釧路には縁も人脈もなかったが、直感でこの場所に決めたのだそうだ。
 
 勿論、周囲からは大反対されたという。「せめて札幌にしたら?」と。
 
 それでも、自分の直感を信じて釧路で開業しようと、銀行に何度も通い、どうにか600万円の資金を借りて開業した。
 けれども、その準備で600万円は使い果たし…
 新聞紙をお店の床に敷き、夜はそこで寝ていた。
 
 たくさんの人にお店のことを知っていただくために、どうしたらいいのか。悩みに悩んで試行錯誤の日々が続いた。毎日ブログを更新し続け、2000人くらいの人にメールもした。
 
 気の遠くなるような手のかかる作業をコツコツと積み重ねていたある日のこと、チャンスが突然舞い込んできた。
 それは今から4年ほど前の出来事だった…。
 
 
 

このストーリーの①はこちらからお読みいただけます。

 

 

 

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