フラワーモチーフジュエリーブランド
セレンディップジュエルの
天生目理香(Nabatame Rika)です。
今日のブログはちょうど一年前のこと。
生きていると、時々思いがけないことが起きたりしますね。
でも、負けずに乗り越えていきたいなぁ。
はじめましての方へ
心込めて (40歳どん底Ns.がジュエリーで輝く2620(日㉙)
注文をいただいてから最初にやることは、石を選ぶこと。
たくさんあるカラーストーンの中から、より透明でキラキラした石を選ぶ。
また、お客さまの希望や予算にも応える。
「ブルートパーズではなく、誕生石のアクアマリンを使いたい」
「ブルーの石ではなく、赤い石がいいなぁ」
オーダーされたイメージに沿って、より綺麗な石を探したりもする。
石を決めたら、職人さんに製作を依頼する。
この時に、お客さまの要望や、どのようなシーンで使うものなのかなど、背景も可能な範囲でお伝えすることにしている。
セレンディップジュエルのジュエリーを作っている職人さんは、とても細やかな対応をしてくれる。だから、小さな情報でも「これは大切」と思うことは伝えるようにしている。
今、日本のジュエリーの多くは海外の労働力を使って作られているそうだが、セレンのジュエリーは国内の確かな腕の職人さんが作っている。
自分のブランドの商品を褒めるのは変だけれど、セレンのジュエリーの仕上がりは最高に美しい。
私は、出来上がったばかりのジュエリーを見ながら、お客さまに手紙を書くことにしている。
もちろん、お会いしたことがない方にも。ジュエリーを手に取っていただく瞬間をイメージしながら、心を込めて。
手紙を書き終えると、ジュエリーを箱に入れ、イメージカラー「セレンパープル」のリボンをかける。
だんだんと慣れてきた作業ではあるのだけれど、看護師だった私がジュエリーブランドを作りたいと思って、ここまで形にするには本当に数々の失敗や困難があった。
だからこそ、なおさら、ジュエリーをお客さまに届けるまで一つひとつの手作業を大事にしている。
こんなふうにして「SERENDIPJEWEL」というブランドがどうにか形になってきた頃、楽しみにしていた2作目の商品「Blue Rose Collection」が出来上がってきた。
青い薔薇をモチーフにしたジュエリーたち。
薔薇の花の中心で深く透明に輝くロンドンブルートパーズが神秘的で美しい。
ブルーローズの神秘感とセレンのフェミニンな雰囲気が融合したデザインだった。
かつて、この世界には存在していなかったその花は、『不可能』『存在しないもの』の代名詞のようにも扱われていた。
長い歳月を経て誕生したブルーローズ。青い薔薇。花言葉は『夢叶う』『キセキ』。
ようやく、次の商品が発売できる!
気持ちは高まった。
モデルさんに身につけてもらって写真を撮ったり、ホームページにアップするための言葉を考えたり。私はワクワクして準備をしていた。
そんなある日の午後3時頃のこと。
実家に住む兄から突然、電話が入った。
「お母さんが事故に遭って…助からないかもしれない」
「まさか、そんな…」
激しく動揺したまま、私は車で長野へと急いだ。