フラワーモチーフジュエリーブランド

セレンディップジュエルの

天生目理香(Nabatame Rika)です。

 

 

このブログは、今落ち込んでいて、

出口が見えない人に読んでいただきたくて

書き始めたパーソナルStoryです。

 

 

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 ジュエリーデザインスクール②(40歳どん底Ns.がジュエリーで輝く2620日 ㉑)

 

 

40歳を過ぎた私が10代、20代に混じってデザインを学ぶ?!

 

 かなり無理があると思った。

 

 「どうしたらいいんだろう…」

 

 そう思ってさらに検索していると、個人レッスンのジュエリーデザインスクールを見つけた。

 

 ここなら若者の中に一人おばさんで混じらなくてもいい。

 でも、表参道かぁ…。

 どうしようかなぁ…。

 

 しばらく考えてふと思いついたのが、一人の男性のことだった。

 

 美大卒で、オーダーメイド家具をデザインし自社工場で製造する仕事をしている人。

 

 それがOさんだった。

 

 ジュエリーとはだいぶ遠いが、私が知っている人の中で、デザインを仕事にされている人はこの方だけだった。

 

 「ちょっとご意見をうかがってみようか」。そう思ってOさんに電話をし、自宅から車で5分程度のところにある事務所にうかがった。

 

 Oさんは、この街に住みながら、全国を飛び回って仕事をしている。オーダーを受ける家具も多彩だ。室内に遊具の雲梯を作ることもあれば、数百万円のダイニングテーブルを手掛けることも。誰もが知っているような売れっ子漫画家からオーダーが入ることもある。

 Oさんの作る家具は本当に素敵でセンスがいい。そして、お仕事の話はいつも新鮮で面白い。

 

 久々にお会いしたOさんに近況などを話しながら、恐る恐る聞いてみた。

 

 「ジュエリーブランドをつくりたくて…。ジュエリーデザインスクールに通おうと思っているのですが、どう思われます? 個人レッスンなんです」

 

 「ん~…。まずは、自分がいいと思ったものをセレクトして販売してみたら?」

 

 「あぁ、それってセレクトショップですか? 私もBUYMA(バイマ)でそのような感じのことしています」

 

 「でも、オリジナルデザインの商品を売るって、そんな簡単な話じゃないぞ」

 

 「ですよね~。どうしようかな、デザインスクール…」

 

 「本気でジュエリーの仕事をするなら、デザイン学ぶのはマイナスにはならない。とりあえず行ってみてもいいんじゃないかな」

 

 Oさんは東京で店舗デザインを経験後、家業を継いだのだけれど、困難の連続。その中で試行錯誤を繰り返しながら自身の会社の「生き筋」を見つけたと、そんな話をしてくれた。

 

 デザイナーとしての経験を生かし、お客さまの思いをそのままに自社工場で形にできるという大きな強みが自分にはある。それに気付き、お客さまを増やすことに成功するまで15年かかったのだそうだ。

 

 この時、ジョブズの「点と点をつなげる話」を思い出した。

 

 困難や回り道のように思える経験も、後から振り返ると無駄なものはない。また自分自身の個性の中にこそ強みがあるのだと、改めて感じた。

 それは、40歳を過ぎて新しい世界にチャレンジしようとしている私自身の勇気になった。

 

 さまざまな事を相談し、不安を感じながらも、最後はOさんの一言が背中を押してくれた。

 

 ジュエリーデザインスクールに行くことに決めた。

 

 とはいっても、那須に住む主婦と表参道のジュエリーデザインスクールの「心理的距離」は遠かった。

 

 「ジュエリーデザインをする人なんて、きっとツンとした嫌な感じの人かもしれない」。そんな風にさえ思っていた。

 

 そして、この先への不安もあった。

 

 一体どうしたらジュエリーブランドをつくれるのだろうか…。

 

 私は、本当に大丈夫なのだろうか…。

 

 

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