フラワーモチーフジュエリーブランド

セレンディップジュエルの

天生目理香(Nabatame Rika)です。

 

このブログは、今落ち込んでいて、

出口が見えない人に読んでいただきたくて

書き始めたパーソナルStoryです。

 

 

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ヨガインストラクター(1)(40歳どん底Ns.がジュエリーで輝く2620⑪)

 

 

 iPhoneの地図を頼りに、迷いながら歩いた。

 

 真夏の暑い日。フラワー模様の刺繍の入ったお気に入りのグレーのワンピースに、少し汗がにじんだ。

 

 群馬県の老舗デパート、スズラン百貨店は前橋駅から15分ほどの場所にあった。想像していたよりも少し寂しい雰囲気を感じたが、店内に入ってヨガスタジオを探した。

 

 少し前から、私はヨガスクールでインストラクターになるための勉強をしていた。メイクの次に気になっていたことは、ヨガ。インストラクターとなってスタジオを開設することだった。

 これからの時代、ヨガは高齢者の健康保持・増進に絶対に役立つと思った。

 「ニーズがある」と。

 

 新宿のヨガスクールに通い始め、そのクラスで、前橋市でヨガスタジオを経営しているという40代の男性に出会った。

 

 穏やかな雰囲気の話しやすい男性だった。

 

 「ヨガスタジオ、私もやってみたいなって思っているんです。見学に行ってもいいですか?」

 

 「まだ始めて数年なので大したことないんです。よかったら、いつでも見に来てください」

 

 私がやりたいことを実際にやっている人がいる。いろいろ話を聞きたくて、自分の思いを伝えた。

 そして後日、ヨガスタジオを訪ねることになった。

 

 百貨店の一角にあるそのスタジオは、想像していたよりも広くはなかったが、たくさんの人が集まる、発展的なエネルギーを感じた。

 

 「何故、ヨガスタジオを始めたのですか?」

 元々はグラフィックデザイナーをしていたというのに、どうしてヨガスタジオの経営をしているのか。それが知りたくて率直に質問した。

 

 「インターネットの普及とともに仕事がなくなってきて、これからさらにネットが普及することを考えたら、怖いなって思ったんです。だから、どんなにネットが普及しても残る仕事は何かを考えた。それでヨガスタジオを始めたんです」

 

 表情は笑顔だが、口調は真剣だった。

 

 「絶対失敗する」。何人かにはそう言って反対されたが「自分はできると思った」という。「今、2店舗目を高崎で始める準備をしているんです」

 

 私の質問に快く何でも答えてくださり、ヨガスタジオの開設・運営ノウハウに加えて「起業の仕方」まで教えていただいた。

 

 経営をしていくには常に時代の流れに敏感でなくてはならないこと。

 そして、周囲の意見を聞きつつも最後は自分で決めなくてはならないこと。

 

 自分に置き換えて想像すると、ちょっとドキドキしたが、とても詳しく教えていただいた。

 

 「私にもできるのかもしれない」と思えるくらいに。

 

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