フラワーモチーフジュエリーブランド

セレンディップジュエルの

天生目理香(Nabatame Rika)です。

 

このブログは、今落ち込んでいて、

超落ち込んでいて、

出口が見えない人に読んでいただきたくて

書き始めたパーソナルStoryです。

 

 

はじめましての方へ

プロフィールはこちらから

 

 

このストーリーの①はこちらからお読みいただけます。

 

 

 

41歳から出来ること(40歳どん底 NS.がジュエリーで輝く2620日 ⑦)

 

 

家の中の掃除ばかりしていた。隅から隅まで。

 

 押し入れの中のものを全て出し、いらないものを捨てた。

 窓枠の埃を洗い流し

 ベランダの隅に溜まった汚れを流し

 着ない洋服は捨て

 キッチンの換気扇、お風呂場のブラインド、排水溝の汚れ、テレビの後ろ…

 ひたすら掃除をし続けていた。

 

 半年間の臨時職員の仕事を終えた2012年4月、私は41歳になっていた。

 職業は主婦。

 私は「主婦」という自分の立場に馴染めずにいた。

 仕事や幼稚園へ家族を送り出した後、何をしたらいいのかよくわからなかった。

 

 だから、家の中の掃除ばかりしていた。

 

 毎日朝から夕方まで掃除しているのに、家の中の掃除がすべて終わるまでに3カ月以上かかった。

 

 「え?! すごいね」

 近所のママ友に、何気ない私の毎日の生活について庭先で立ち話した時、こんな反応をされ、「やっぱり私ってまだちょっと変」と思った。

 

 掃除をしながら、ずっと考えていた。これから何をしようかと。

 

 41歳という年齢は結構微妙だ。

 新しく何かを始めるには、少し遅い。新しい職場に就職するにも遅い。

 

 前の職場でいじめられ、体調を崩して退職した41歳の私は一体、どこの病院で採用してもらえるというのだろう。

 

 例え採用されても、この地域でもう一度看護師をするという事に、やはり戸惑いがあった。まだ怖かった。知ってる人に変な噂を流されるのではないかと…。

 

 だからと言って、まだ幼稚園に通っている子供を連れて、どこか遠くで働くという事も考えられなかった。

 もしあの時、自分独りだったら、よその街に引っ越して、看護師を続けたと思う。

 

 スティーブ・ジョブズの言うような、「好きな仕事」が私にはできない。

 

 そう思うと、前の職場で理不尽な仕打ちをしてきた人が許せないと思った。そのことが、どうしても心から離れなかった。大切な、大切な仕事を奪った人に復讐したいと思うほど憎んだこともあった。

 そのくらい深く悩み、苦しんだ。

 

 ジョブズみたいにカッコよく生きたいと思ってもできない。

 

 何か他の仕事をするとしても、一体自分に何ができるのだろう。

 

 人生をかけてもいいと思える好きなことって何だろう。

 

 どうしたらそれを見つけることができるのだろう。

 

 看護師という仕事以外に、私の好きなことって何だろう…。

 

 悶々と自問を繰り返していた。

 

 私はジョブズの影響もあり、自分で何か始めてみよう、起業するしかないと考えるようになっていた。

 

 だから、たくさんの本を読んでは考え、読んではまた考えていた。

 

 そんなある日、思いもしない出来事が起きた。

 

続きはこちらから

 

 

このストーリーの①はこちらからお読みいただけます。

 

 

 

フラワーモチーフのジュエリーブランド