村松大神宮に参拝した後は、隣にある村松虚空蔵尊へ向かいました。

村松虚空蔵尊は真言宗豊山派のお寺で、本尊は『虚空蔵菩薩』です。

大同二年(807年)に空海(弘法大師)により創建され、その際に平城天皇から『村松山神宮寺』の勅額(天皇直筆の寺額で要約するとお寺の看板)を賜わったそうです。

鎌倉時代から安土桃山時代にかけて、常陸国を治めていた佐竹氏から庇護を受けて隆盛を極め、様々な僧坊(僧侶が住む建物)が建てられ、多くの学徒の養成に貢献されたそうです。  

戦国時代に入ると文明17年(1485年)に戦火により、お寺の建物や勅額が焼失しますが、その2年後の長享元年(1487年)に『頭白上人』によって再建され、名前も『村松山神宮寺』から『村松山日高寺』に改称されました。
(由緒等細かい話を全部書くと話が長くなるので、記事の1番下にHPとWikipediaのリンク先貼っておくので、そちらで詳細を確認してください)


車を駐車場に停めて村松虚空蔵堂に向かいます。

参道から見た仁王門。


仁王門の近くに手水舎があります。


仁王門。


戦国時代から続く年季の入った立派な門と言いたい所ですが、明治33年の火災で当時の建物は焼失してて、現在の建物は全て大正6年から平成10年の間に再建されたんだそうです。
仁王門は昭和45年に再建されたみたいです。

仁王門の扁額。


仁王門の両脇にはその名の通り、仁王様が2体立っていて、睨みをきらしています。



境内はこんな感じです。
左側に鐘楼堂があります。
右側は東屋かな。


東屋の隣に小さな五重塔と石碑がありました。


開運堂。


本堂の前には正面から見て右側に牛の像、左側に虎の像が建てられています。



こちらが本堂です。
小さくて解りにくいですが、本堂の屋根の上にも牛と虎の座像があります。
屋根の上の座像は本堂前のとは逆で、右が虎で左が牛になっています。 


本堂の天井には天女らしき絵が書かれていました。 

 
立ち寄らずに境内を出てしまいましたが、裏手には鐘馗霊神堂・奥之院・三重塔等があります。 

この後は大洗に立ち寄ってのんびりしてから帰路に着きました。

村松虚空蔵尊
〒319-1112
茨城県那珂郡東海村村松8
営業時間 9:00〜17:00
アクセス
JR常磐線・『東海駅』下車
茨城交通バス利用・約17分
『東海駅東口』(海浜公園行き) 『虚空蔵尊前』下車
『東海駅東口』(茨城東病院行き) 『虚空蔵尊入口』下車



村松虚空蔵尊のホームページ


 村松虚空蔵尊のWikipedia