桜川市真壁町に『伊勢屋旅館』という国指定重要文化財があり、現在も旅館を営業しています。
以前に『真壁のひな祭り』の記事で何回も登場しているので、見た事ある方は知ってる人もいるかもしれません。




元々は『勢州楼』という真壁で一番名の通った料亭で、ここで男は宴をあげると一人前と言われる程の店だったそうですが、三代前の田中萬蔵氏により、明治中期に町家建築に立て替えられて、料亭から旅館に鞍替えした様です。



伊勢屋の入口
昔の帳場がそのままの姿で残っています。


入口に『伊勢屋旅館』『勢州楼』と書かれた提灯が飾られています。



この入口右手の急な階段を上って障子のある廊下を通り部屋に案内されました。



自分が宿泊した部屋は昭和になってからできた新しい方の部屋の様です。


一旦荷物を置くと風呂場に案内されました。


下り階段の所にだるまみたいな置物がありました。


階段を下りて進んでいくと風呂場に到着。
それほど大きくないですが、スッキリしました。

部屋に戻るといつの間にか布団が敷かれてました。



風呂から出て直ぐに、大女将に『お客さん、晩御飯の時飲み物どうする?』と急に聞かれたので、即座に聞き取れなくて聞き返したら、女将さんに『御飯の時にビールとかどうですか?』と聞かれたので、『お願いします』と返答。

風呂から出て一時間くらいすると晩御飯が到着。

豆腐と煮物ととんかつとすりおろした山芋とビール。


後から鮎の塩焼きと御飯が来ましたが、来る前に他の料理を平らげてしまいました。



文化財になっている主屋部分にも客室があり、それが此方です。
(夜にも写真を撮りましたが、朝に撮り直しました)




暗くなってから、また酒が飲みたくなったので、街中の居酒屋で飲もうとしたんですが、女将さんに聞くと「『一平』って焼き鳥屋が美味いけど、昨日まで祇園祭やってたので休みかもしれない」と言って、何と丁寧に焼き鳥屋に連絡してくれました。
女将さんが連絡して確認してくれた所、満員御礼という事で、「『TOY BOX』って店が閉めてなければ入れるもしれない」との事でソチラに直行。

「正面玄関は閉めて閉まったので裏から出てください」と言われ、裏から大通りに出ます。

その後、『TOY BOX』の店長にも『一平』の話をされて『中華そば』が美味いと言われたので、もしかしたらもう席が空いてるかなと思い、『一平』に立ち寄ってきました。
(無事入れました)

『TOY BOX』と『一平』の話はここでは簡潔に済ませ、伊勢屋の話に戻ります。

旅館に戻ると一時間くらいで寝てしまったみたいでした。
(そのせいか真夜中に目が覚めました。しかも地震があった)

朝起きて7時か7時半くらいに朝飯が到着。
朝食らしい献立で、御飯と味噌汁の他に卵とハム漬物と納豆と大根おろしだったかな。


食後にコーヒーも出してくれました。


朝飯を食べ終わり一息付いた後、勘定を済ませ、女将さんと少し話をしてから伊勢屋旅館を後にしました。

朝伊勢屋旅館を出る前に撮影。


文化財に登録されている蔵。



それでは上記に書いた『一平』と『TOY BOX』で注文した料理の写真で今回の記事を締め括ろうと思います。

『TOY BOX』


真壁の地酒


鶏肉とトマト炒めだったかな?


鶏肉とじゃがいもの香草焼き


焼き鳥 『一平』


バイオレットフィズ


サーモン


若鳥のにんにく串



伊勢屋旅館
₸300-4408
茨城県桜川市真壁町真壁193
宿泊料金
一泊2食6800円~   一泊朝食のみ5800円~
一泊素泊まり5000円~
(自分はビールの値段も付いたのでその分少し高くなりました)