石岡市の龍神山の麓に、雨の神とされる龍神を奉る二つの佐志能神社があるのを御存じですか?

佐志能神社は茨城県内に4ヵ所存在してる様で、龍神山の中腹と麓には「染谷佐志能神社」と「村上佐志能神社」の二社が建っています。

染谷の佐志能神社の事は随分前に書いた事があるので、今回は村上の佐志能神社の事を記事にしようと思います。

佐志能神社の祭神は豊城彦命や闇龗神(くらおかみ)で、この闇龗神こそが龍神様なんですが染谷と村上の佐志能神社の龍神様は対になっているらしく、聞いた話では村上社の闇龗神は雄龍神で、染谷社の龍神様は高龗神(たかおかみ)というのですがこちらの龍神様は雌龍神です。

村上佐志能神社は元々、村上神社と呼ばれていた様ですが、後に染谷村と村上村に別れた際に佐志能神社と名前を変えて、龍神山の中腹の神社を染谷佐志能神社と呼び、龍神山の麓の神社を村上佐志能神社と区別しているみたいです。

如何にも旧家と言った感じの民家が立ち並ぶ中、最奥の林の中に村上佐志能神社の鳥居を見付けました。



鳥居の近くには石碑と、屋根のついた恐らく井戸だと思われるのがありました。



かつてはこの井戸から大量の清水が湧き出ていたのでしょう。


鳥居をくぐった先には手水舎があります。



更に急な階段があり、それを登ると


村上佐志能神社の拝殿にたどり着き、参拝致しました。



もう少しゆっくり見ていたかったのですが、何せ普通の民家が立ち並ぶ場所に神社が建っているので、余りウロウロしていると不審者扱いされそうなので、早々と帰宅の徒に着きました。




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