今回は5月5日にかすみがうら市(旧・出島村)牛渡地区の鹿島神社で行われる、平三坊(へいさんぼう)の祭りの手順を書きたいと思います。

最初に鹿島神社の拝殿で神事が執り行われ、それが終わるといよいよ祭事が始まります。


次に4人の男に紐(綱)で引かれて、拝殿・本殿を時計回りに3周走り抜けます。

これは」田園の代掻きを意味するらしいです。

昔は農墾馬で行われていて、その農耕馬が農家で見られなくなった時期には、馬の代わりに耕運機とトレーナーで代用していましたが、不釣合なことから、乗馬用の馬が祭りに使われるようになりました。

次に平三が登場して同じく拝殿・本殿を時計回りに回ります。

最初には代掻きの道具を持っていますが、最後には縄で縛った木彫をグルグル回しながら歩いてきます。

(この先の内容が少しヤバイですが大丈夫かな?)

鳥居の方から二人のおかめが頭の上に桶を載せて、「ヒョー、ヒョー(ホーイ、ホーイ)」と言いながら平三に近づいてくると

平三は「木で出来た大きな物」で応戦して、おかめに目掛けてぶちかまします。
(ここら辺は読者さんの方で想像してください)

平三とおかめの祭事が終わると、二人の早乙女と神主が登場し、平三坊の本来の目的である御田植を意味する早乙女の儀式が行われ、へいさんぼうは終了となります。

皆様も今年の平三坊(へいさんぼう)を見に訪れてみては如何でしょうか?