「松山周辺ぶらり散歩」も少しずつ回数が増えてきております。仕事を引退してからの一つの楽しみとなっていて、これまで松山に住んで約40年、まだまだ自分の知らないことが多いです。新しいふるさと再発見をするたび、心躍らせて生活する毎日でございます。

 今回は、石手寺。四国八十八ヶ所巡礼の「第五十一番札所」となっています。お遍路さんや観光客の多いお寺です。それは、境内ほとんどの堂塔が国宝、国の重要文化財に指定されていたり、寺宝を常時展示している宝物館があったりして、四国霊場では随一ともいえる文化財の寺院だからなんですね。

 

 「石手寺」という名称は、ウィキペディアによると、「領主・河野息利に生まれた長男・息方が当寺で祈祷を受けると握っていた手から「衛門三郎再生」と書かれた石が現れたという衛門三郎再来の伝説によって石手寺と改められた。」ということです。有名な話ですね。

 

 石手寺の入り口(仁王門)には、大きなわらじがあり、そこに1円玉がぎっしり埋め込まれていました。参拝をする時の儀式のようになっているのでしょうか。

 「仕合わせの鐘」というところに、石碑があります。

 「晶子」とあります。これは、どうも「与謝野晶子」が、夫婦で松山を訪れた際に作った短歌のようです。

 とってもかわいい空海の像?がありました。

「茶堂・納経所」です。

 

 「大師堂」ですね。

 本堂横には、「元気再生の輪」というものあります。

 「マントラ仏の生命の流れ」?だそうです。「マントラ」とは、HPにようると、「サンスクリット語で文字、言葉を意味します。真言と訳され、密教では仏や菩薩の誓い、教え、功徳などがある言葉とされています。賛歌、祭詞、呪文などもマントラに含まれます。」だそうです。この辺りになるとよく分かりません。

 仁王門手前のお堂(何かお経が読まれていた)前には、放浪の俳人「種田山頭火」の句碑が見捨てられたようにありました。句碑も斜めになっており、与謝野晶子の石碑とは扱いが違うなあと思いました。山頭火は、晩年を松山の「一草庵」で過ごしており、山口県出身でありながら、松山とは縁が深いんですが…。

 「うれしいことも かなしいことも 草しげる」 

趣のあるいい俳句だと思います。もう少し、丁重に扱ってほしいと思うのですが…。