今回は、関東周辺ぶらり散歩になります。5月13日から、息子の住む群馬(高崎)に行き、帰りに一日、東京で観光しようと計画していました。

 もう東京と言っても、この年齢になると、ほとんどの観光地に行ったことがあるんですね。その中で、「ここが最後だな。」と思っていたのが、「柴又」でした。この「柴又」というところは、いわゆる「男はつらいよ」シリーズで有名な帝釈天のある観光地ですよね。「寅さん」の映画については、60歳の自分にとって親しみやすい映画でしたが、そこまで興味のあるものではありませんでした。

 それよりは、両津勘吉の「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の漫画の方が親しみやすく、そう考えると、「柴又」よりは、「亀有」に行った方がよかったかもしれません。

 しかしです。「柴又」で正解でした。

 これは、寅さん演じる渥美清さんがもらった「国民栄誉賞」の盾です。

 帝釈天近くの「寅さん記念館」にありました。この記念館を訪れ、寅さんの歴史を体験しながら、心が熱くなるのを感じました。ずっと感動の連続でした。「おれがいたんじゃお嫁に行けぬ~」というメロディーが流れる中、「寅さん」という強烈なキャラクターを演じた渥美清さんの素晴らしさを心から感じる時間となりました。

 この映画には、人間が生きていく上で大切なことをたくさん教えてくれていると思います。「優秀ではなく、ちょっと風変わりな性格で生まれた自分の立場」「家族、特に妹への深い愛情」「周囲の人との葛藤」「お気楽な旅の生活」「自分の郷土を大切にする心」等々…。断片的な表現になりますが、多くのドラマが人生の縮図として表現されていると思いました。

 

 そして、その「寅さん」シリーズを作り上げた「山田洋次」監督の記念館もありました。数々の作品紹介がありました。まだ鑑賞したことがない映画もあり、この機会に全て鑑賞していきたいと考えています。

 

 また、「帝釈天」もすごかったです。自分が、このブログで神社や寺巡りの紹介をしていますが、この「帝釈天(題経寺)」は別格にすごかったです。

 

 外観を見る限りは、普通の寺なんですけど…。ここは、寺の内部に入ることができるんですね。拝観料(400円)で

感動の光景を拝観できます。有料ですのでくわしく出せませんが、寺の周囲には「法華経」の説明をした彫刻があります。

 また、その後に、素晴らしく手入れの行き届いた広大な庭園を拝観できるんですね。まさに感動の連続でした。

 その後は、帝釈天通りにある「川千家」でうな重を食しました。結構なお値段で、「梅」で4000円になります。

 関東のうな重でした…。でも本当は、「孤独のグルメ」で五郎さんが食した「えびす家」のうな重を食べたかったんです。しかし何とお休みでした。定休日は確認していたんですが、観光案内所の人に聞くと、「あそこは不定期に休むからねえ。」ということでした。残念…。「えびす家」さんに行きたいと思う人は、事前に確認をしたほうがいいです。
 でも、本当に楽しい楽しい旅行になりました。ありがとうございました。

 「高崎」編も情報満載ですが、また次の機会に!