いや~、久しぶりの「釣行記」であります。これまで、引退に向けて最後の仕事をきっちりとするために、釣りをする時間がありませんでした。

 今は、これまで38年の激務に耐えてきた自分へのご褒美タイムとでも言いましょうか。ゆっくりまったりと1日1日を過ごさせていただいています。世の中の人は、新年度が始まり、身の引き締まる思いで毎日を過ごされていることと思います。無理をしないように頑張ってくださいね!

 自分は、平日も日曜日の生活を謳歌しており、やっと釣りにも行けるようになりました。4月5日は金曜日ですので、国道は、仕事関係の車がびっしりですが、その中で、カメラと釣り道具をびっしり積載して、のんびりと春の海岸線を走らせていただきました。

 「仕事をやめられたら、TETSUGTRさんのような人は、また仕事がしたくなるんじゃないですか?」と、よく言われました。それは全くないですね。第二の人生は、これまでしてきたことを一切断ち切って、自分のやりたいことを全てやっていきたいという気持ちです。健康寿命は70歳と言われます。この7月で61歳になるので、あと9年ということになりますね。この9年の間に、やりたいことをやっていこうと考えています。やりたいことがたくさんありすぎて困るくらいです。

 まずは、「釣り」。本格的に始めて15年ほどでしょうか。小学生の頃からだともっと長くなります。これも極めていきたいと考えています。今回は、「長浜」での「メバル釣り」です。メバルは、「春告魚」とも言われ、春の釣りでは定番の魚です。実際は、冬場に接岸するので、12月頃から始まりますが、「春のメバルを釣って食することで、春の訪れを知る」ことは、「季節の風物詩」とも言えるのではないでしょうか。自分は、本当に平和なよい国に住んでいるんだなあと、そんな幸せな気分になります。

 この日は、平日ということもあり第1級のポイントには誰もいませんでした。これも引退した特権でしょうか、どのポイントにも入れる状況は初めての経験です。藻が生え釣りにくいということもあるのでしょう、メインターゲットの「アジ」がいないということもあるのでしょう。しかし、「メバル」はいるんですね。予想通りでした。1時間ほどでしたが、いい型のメバルが普通に何の苦労もなく釣れました。23~25cmクラスです。逆にちょっと拍子抜けしました。今まで激戦区の中で、そういうメバルを釣ってきたので、釣れるのが当たり前の状況で釣ることに慣れていないんだ思います。

 最近、「プロジェクトX」が新しく放送されるようになりました。困難な状況にありながら必死に問題に取り組む人々の話ですね。自分も常にそのような状況の中で戦ってきたので、あまりにも簡単に釣れることが逆に面白くないんだと思います。まあ贅沢な話ですが…。

 「釣った魚は、自分で料理をする」ことが、我が家で釣りに行ける条件です。翌日、「メバルの煮付け」「メバルの酒蒸し」を作りました。

 

 どちらも、メバル特有の上品な身の甘さ、春を感じるふんわりとした香りを堪能しました。「カサゴ」などと違って、何とも言えない高貴な味わいですね。いや~、最高でした。

一緒に付け合わせた長ネギや、竹の子、新タマネギにも味が染みて、生きている幸せを感じるひとときでした。「春のメバル」に乾杯です!「メバルの煮付け」は、大島(今治市)の漁師さんの調理法で5分しか煮ません、「メバルの酒蒸し」は、下ごしらえの時にメバルに振りかける塩を高級品にすることがポイントです。

 写真を見てもらったら分かると思うんですが、皿からはみ出るほどのサイズですよね。この位までの大きさが限度です。これを超える26cm以上のメバルが釣れたら、是非、「塩焼き」にしてください。これも最高の料理となりますよ!

 ああ、それから道具のことなんですが、「メバリング」「アジング」は、ダイワの「月下美人」に統一して3台体制としています。

 

 

 このリールも、かなり使用していますので痛みもありますが、全くトラブルもなく快適に釣りができる優れものです。

リールには、シーガーのR18(3ポンド フロロカーボン)を巻いており、これがベストのマッチングです。どんな大物が釣れても大丈夫ですよ。ただ、去年、大きな黒鯛が釣れてしまい、タモがなかったので抜き上げようとしたところ、ラインが切れないで竿が折れてしまいました。それくらい強いラインです。結局、竿を購入する大出費となりましたのでご注意を!

 次は、どこに行こうかな~!