二日連続のナイトランに体力を削られた。気温は3度、小雨での長時間走行。あとで知ったのはシベリアからマイナス30度の寒波が来ていたとのこと。まだ11月だというのに・・・。

 

近場を徘徊することにしよう。どうしても再訪したかった場所、それは保津川(ほつがわ)沿いである。


まずは川沿いを進む。



2週間前に比べチェーンが増えている。ハイカーも多いのでこの道は普段使いできない。今日で最後にしよう・・・。

 

途中の作業道を登り始める。


谷深く流れる保津川(桂川)。ここでは観光客がスリル満点の保津川下りを楽しんでいる。




登り切るとすばらしい眺望が広がった。


 

照り返す水面には観光船が見える。


 

それまでの寒さがうそのよう。日差しはポカポカ照り付けて体にやさしい。

 

観光船が通る道は、実はコンクリで造成されたところを通過する。それでも激流を下る衝撃はなかなかのものだ。


 

この急峻な川は今でこそ観光船のレジャースポットであるが、ここを開墾したのは角倉了以(すみのくらりょうい)という江戸時代の富豪である。リスクをかけて私財を投じ、難工事を成功させて莫大な利益を得た。江戸時代の孫正義ですね。

 

 

さあ帰るとしよう。

 

水面近くまでおりていけるところがあった。



トロッコ電車を目撃する。オープンカーのような観光列車である。

不動明王がたってるぞ。調べてみると、保津川下りは明治時代に一度だけ水難事故を起こしておりその慰霊のためのものだそうだ(その後一度も死亡事故はない)。

 

引き返して馬堀のススキ原で休憩する。



満足して帰還した。