ようやく、寺垣プレーヤーも稼働して、昨年に買ったままのビートルズのリボルバーを聞いています。
4枚組で、曲解説からレコーディング風景など冊子というより本まで入っています。
レコードは、自分のは当時のステレオ盤のマスターであったのが、新たにステレオ盤はリマスターされ直しています。
モノラルはオリジナルとあって、曲は知っていても、オールモノラルは初めてです。
モノラルはビートルズメンバーがミックスダウンからマスタリングまで立ち会ったものと聞いたことがあります。
レコーディングもこうして向かい合って演奏したからこそ、グルーブ感が特にモノラル盤では感じます。
却ってモノラルは初めてだけに新鮮に聞こえます。
音鮮度もよく、1966年発売とは思えない音鮮度です。
残りの2枚組はセッション(要はボツになったもの)で残っていたもので、よくもまあこれまで保存していてくれたと古いものを大事にする英国気質からでしょうか?
当時からテープスピードを早めたり、遅くしたりしてそれに重ね録りをした様子がわかるようです。
昨年はこれ。今年は赤盤、青盤に新曲ほか曲数と枚数をそれぞれ1枚増やしてリマスターとビートルズづいていますね。
それを予測したわけではないでしょうが、NHK FMでは1年間 トライセラトップの和田さんは、番組のために初回プレスをさらに買い増ししてレコードで流すのを基本に。
もう一人の杉真理さんも大のビートルズファンで、音楽的、演奏上の特徴を徹底的に解説。
個人的には小学校時代にビートルズは解散して、聴き出したのは中学生なので、かすった世代です。
INGで聴いていた皆様には耳からうろこの音源の数々と思います。
こんな大きく、しっかりした解説や、当時は我々の耳の届かなかったトラック。
ノータッチだったステレオについては当時のものとは異なる新しいリミックスで右ギター、左ドラムなどのピンポン定位ではない感じにされているような気がします。
こんなのが世界同時発売ともなれば、我々ビートルズ前後世代のみならず、まったく知らない、いくつかは聴いたことがある、名前くらいは知っている若者世代にレコードという存在を叩きつけるような勢いです。
寺垣はカッティングマシンで再生したら・・・・が開発テーマでしたから、溝内のギザギザ全部を拾って、是枝フォノアンプに送って、中高生では予算の1/10もなかったソナス・ファベール/アマティ・トラディションでこうして再生・・・・
もしかしたら、同世代ライバルとされた(実際は仲が良かった)ローリング・ストーンズの新譜もレコード化されやしないかと待っている自分がいます(笑)。