普通はオーディオ機器、ケーブルやインシュレーターやボード、そうして最近流行の仮想アース、最後にルームチューンが、逆にレポートさせていただいています。
壁材の反射度や吸音で異なるとはいえ、スピーカーからダイレクトに耳に届く直接音。
壁や床、天井からの反射の間接音の2つ。
つつ
ネットでググるとボーズ博士は耳に届く直接音20%,間接音80%。だからBOSE901、801は後に付いているスピーカーユニットが多いとか。
直接音はさらに少なく、10%台、最大周波数によっては50%まではなんて解説もあって、今でもスピーカーからの直接音を聴いているように感じるのは錯覚?で、ほとんどの部屋の一次反射以下反射が繰り返された音を半分以上意識されることはなく聴いているのですね。
テレビなどの映像のようなら、半分以上は壁や天井、床に反射した光の映像を観ている方が多いということは絶対ないでしょう(笑)。
この中でも当然一番強い反射音は横壁、後ろ壁、天井、床からの一次反射ですよね。
図は改訂増補 リスニングルームの音響学 石井伸一郎 著者 高橋賢一各著作から引用
虚像とは本来の発音位置と違ったところから音が聞こえることとされて
意識すると、上記一次反射から本来の楽器位置以外に別にモヤッとした残音が聞こえることです。
こうなると、正確な音場もなにもありません。
唇が30cmなんてことも経験あります(笑)
この対策がコーナー音響対策についで一番楽ですからやってみましょう!
ケーブルなども大事に違いありませんが、耳に届く音響環境がよろしくないと違いがわからない、わかりにくい。
むしろルームチューンを整えたらケーブルやインシュレーターのチョイスを間違えたことに気づくことが少なくなかったからです。
一部の業者やオーディオ雑誌は何でも凄い効果がある、音質がグンと上がるとして売ろうとしますから、引っかかってしまいます(汗)(自分も)。
本題に戻ります。家族かオーディオ仲間、友人宅などに手伝ってもらいます。
いつも聴く椅子に座って、大きめの手鏡を壁を移動させて、ツイーター以下が鏡に映る位置を探します。
そこがまさにスピーカーからの音の一次反射部分ですよね。
そこに自分は韻HIBIKIを設置。
近くにアクリル拡散パネルはその前にこれだった名残りです。
アクリルと効果の違いが歴然と違うのは、理屈、構造から!仕方ないです。
いきなり市販品はわからないからとなれば、分厚い座布団などを固定して音響的意味を確認もいかがでしょうか?
一次反射を相当減らせれば、直接音の本来のボーカルや楽器の音に遅れた音が混ざって、音像肥大、前後、上下の音場が出にくい、トーンバランスへの影響も減るでしょう。
床には、スピーカー直下にはぬいぐるみ(笑)とヤフオクで売られていた凹凸パネルを。一次反射部分にはアコリバの音響パネルRWL-3absoluteを同じように置いています。
軽いので、床掃除のときはすぐに立てて掃除できております。
自分で比較したうえ、アコリバにも確認しましたが、リブの入った縦使いではなく、スピーカーには横使いが明らかに耳への反射音を減らせます。
これは×
こうしてください○
なお天井はスピーカー側からリスニング側に上がるように傾斜をつけているので、天井まではまだしていません。
なおアスカ社の韻HIBIKIのネーミングの意味は、反射音などを吸音して削減して、声や楽器の余韻を鑑賞しやすくする。その「余韻の韻」から韻HIBIKIと命名したと開発者のアスカ社浅井社長から聞いております。
皆様にとってはどうでもいいことですが、発売告知してすぐに連絡してきたのが自分であったり、ご親族が当地におられて、たまたま営業予定の当地オーディオ店とご親族の間に拙宅あったことなどから、すぐに親しくさせていただいて、オーディオのノウハウの数々のご教示をこうして皆様にお伝えしているようなものです(笑)。
レコード周りの他にないレコードプレーヤー周りのアクセサリーや、レコード針が折れたり、すり減った交換針がない他社のレコード針の修理、カートリッジコイルの断線や線材の変更、針そのものなどアナログ関係がご本業です。
個人で数作れるわけではないので、一切の宣伝はされていませんが恐ろしい針は見て聴いています(笑)。
オーディオに限らず、餅屋は餅屋。
何でもわからない、理解できないことは経験、理解している先輩に聞くのが早いですね。