同じステレオサウンドからのソフトで音源は同一です。
とても状態のよいマスターテープが発掘されたことをきっかけに、CD/SACD/LPにそれぞれ生まれ変わった。
明菜 歌姫の3枚はコロンビアスタジオ、4枚目の明菜だけ個人のピッコロ オーディオ ワークスという個人スタジオ。
そうしてこれは南青山のワーナーミュージック・マスタリングスタジオとエンジニアも、スタジオも異なるのが興味深い。
最終ソフトになるまでの機材も空間も人間も異なるわけだ。
しかも今回のデジタルソフトの他に、アナログで出すにあたっては、自分の大学時代のアルバイトでのレコーディングからマスタリングで使われた定番、STUDERのテープレコーダー、昨日のカッティングマシンはWestern Electricベースのアメリカ。
今回はノイマンというドイツである。
そうして今風と思ったのは、アナログマスターテープからカッティングしたものではなく、ウルトラハイレゾ音源に変換したものがカッティングマスターとなっているそうだ。
曲によっては、あえてデジタルマスターをダウンコンバートしているのが興味深い。
さて、まずはSACDを聴いて、のちにLPとして、アナログの醍醐味を味わってみよう。
小椋佳さんやバックが必死の演奏、そうしてエンジニアたちのご苦労を聞かせていただくわけである。
私の勝手な好みや自己満が入っては不味いだろう。自宅をマスタリングスタジオのモニタールーム以上にすること、それがうちの音楽室の目標、目的です。
いや毎日を自宅ライブ、自宅コンサート会場に(笑)
LPのほかにSACD/CD2枚組を買う意義はあります。
LPは10曲収録が、SACDは15曲も入っています。収録時間の違いのよう。
今回もレコードの勝ちは何なんだろう?
カッティングの人間力、半世紀も前に製造のオルトフォンSPUですのに。
SOULNOTEの試聴室でも光カートリッジ使ったアナログ再生が盛んですよねえ。
ESOTERICからも高級自動車価格相当のド級レコードプレーヤー発売がもうすぐだそうです。