うちのGarrard 301 | ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

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オーディオは以下のとおりです。
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12481502923.html

メンテナンスとレコードプレーヤーとしての完成を待つガラード301フォノモーターです。



買って10年以上経過してしまいました。

代表する銘プレーヤー、トーレンスTD-124と今でも人気を二分するものですね。

いつかはとして今日まで来てしまいました。

メンテナンスはこれを多くやられている専門業者にお願いしようと思います。

アームも同じく死蔵していたデッカのマーク1というモノラル針と、マーク2というステレオ針で組もうと思っています。



これらを買ったのは、10年か、15年前か、ビンテージオーディオショップでデッカアームにデッカマーク2(ステレオタイプ)を付けてデッカレーベルのレコードをかけてもらったのですね。

 

フォノイコライザーアンプもデッカカーブにしてもらって。

 

そうしたら、SPUでRIAAカーブで聴いたクラシック演奏とは全く異なる、生々しい、迫真的な演奏が迫って来て心底驚いてしまったのです。

 

この頃からです。

ステレオレコード時代になってからも、イコライザーカーブはRIAAカーブではないものがある。

 

そういうものは、カーブまで合わせないとせっかくの名演奏がいかにも電気増幅していることを意識させられる再生になってしまうということがわかってしまいました。

 

ここからこれをご存知だった是枝重治先生に相談して、各社イコライザーカーブを備えたフォノアンプ製作の依頼に繋がります。 

 

この針、カンチレバーがなくて針先からいきなり発電の日本のイケダオリジナルに似た構造です。

 

改めて書きましょう。

 

 

 

このデッカカートリッジを使うことを前提にしたものですので、取り付け端子も特殊ですし、針圧調整もありません。




ガラード301・401とトーレンスTD124はよく比較され、クラシック向きのトーレンス、Jazz向きのガラード等と言われます。

トーレンスはS/Nが劣化しにくい構造になっています。トーレンス独自のベルトドライブ+アイドラードライブの構造がそうなのです。

しかし、ガラードはモーターの振動をアイソレートする場所は基本的にゴムのインシュレーター方式の為、経年変化(部品の劣化等)でS/Nが悪くなりやすいのです。クラッシック音楽はS/Nが良い機材でなければ、まともに再生できませんので…

よってS/Nが回復したガラードに、Jazz向きという評価は当てはまらなくなります。S/Nが良くなったお陰で、音の余韻が美しくなります。本来の押し出し、立ち上がりが優れた音質のまま、余韻まで美しいガラードの音を聴いてみたいものです。

Garrardの歴史をみつけました。


Garrardの歴史

オーディオメーカーである、ガラード(Garrard Engineering and Manufacturing Company )ですが、こちらは大変歴史があるオーディオメーカーとなっています。宝石商であるガラードから分社したガラード。




蓄音機のモーターだったり、あるいは、レコードプレーヤー用などのターンテーブルの分野で301といった銘機などを製造しておりました。Garrardの歴史ですが、まずは1914年に、宝石商であったGarrardが陸軍用の距離計の製造と言うものを要請されたことから始まりました。その後、1915年においては、ロンドン郊外などに土地を貸与されたうえで、機械製造を始めることとなりました。そうしてそれをきっかけに、会社が設立されたのです。
さらには、1919年 スウィンドンに移転することになりました。1926年には、株式を上場することになりました。その後1945年において、宝石商のガラードからGarrardとして独立をすることになったのです。そしてその後、ターンテーブルや、オーディオプレーヤーなどを発売するようになります。


まず、発売された製品は、201型という1930年発売のターンテーブルがまずは発売されました。これは、ターンテーブルの中でも、業務用ターンテーブルとなり、78rpm用となっています。
そして、その後有名な、301型のレコードプレーヤーがが1954年に発売されました。
こちらは、78rpm、45rpm、そして33 1/3rpmの切替式となっているのが特徴となっています。
また、こちらはリムドライブレコードプレーヤーでは代表的な存在であるとされています。どういったレコードプレーヤーなのかというと、正確無比というわけではありませんが、音楽性がとても豊かな表現力がありますし、さらにはパンチがあるサウンドというものが特徴となっているのです。また、こちらのものですが、さらには、きちんと整備などをすることによって、EMT930型などをはるかにしのぐような音楽性などがあるとされているのです。
そして、その後401型が1965年に発売されました。こちらは、レコードプレーヤーである、301型の外観を近代化しているという製品モデルとなっているのです。このように、オーディオメーカーである、Garrardにはさまざまな歴史があるのです。