改定補填 仮想アースの弊害はアンテナ効果 | ニャンコの音楽とオーディオでまったりした日々

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オーディオは以下のとおりです。
https://ameblo.jp/tiromie/entry-12481502923.html

仮装アースの弊害はアンテナ効果

 

これはKOJOの仮想アースのCrystal Eの連結実験で発見しました。

 

試聴は生演奏、生楽器、楽器メーカーごとの音色の違いが判り、プロのエンジニアや海外のスーパーハイエンダーとも交流のある友人2名と一緒に行いました。

 

ソフトはドイツのハイエンドオーディオメーカーのアコースティックアーツ社のノーコンプレッションシリーズの女性ボーカル特集のNo2から1曲目を使いました。

酷使でCDの真ん中が割れて来たりして4枚目になっています。

 

まずは仮想アースそれぞれたの効果を確認するために最上流のSOULNOTE S-3Referenceのデジタルイン端子のアース(−)側に仮想アースのアース線を接続。

 

 

まずは1万個売れた?と噂もあるKOJOのCrystal Eからです。

 

このCrystal Eを1個だけ接続すると若干明るくハイ上がりな音にはなりますが、何も付けない状態よりは良くなったと感じました。

変化は決して大きくありませんが、S/Nが高まり雑味が減ったことで立体感も僅かながら向上したことが確認出来ます。

それではとKOJOお薦めの2台連結をしてみることに・・・

 

これは逆に悪くなってしまいました。

全体にハイ上がりか強くなり、女性ボーカルのサ行の子音、パ行の発烈音、擦過音が不自然に強調されて、まるでマイクが吹かれたか、変な癖の強いマイクを使ったかのようになってしまいました。

ボーカル音像の定位も実態感が薄れて上方に浮き上がって散ってしまいます。

 

後に行ったCADの仮想アースでもわかったことですが、これが仮想アースのアンテナ作用と呼ばれている副作用なんでしょう。

仮想アースのアース線と本体がまるで、銅線を凧紐として、金属の凧を上げたものをオーディオ機器に繋げたようになってアンテナ化してノイズを受信しまうのです。

 

しかもKOJOの場合はケーブルになんらのシールドもない網線。そうして本体は金属板のミルフィーユですから、16素子のアンテナにシールドない銅線を繋げてオーディオ機器に携帯電話や放送電波、蛍光灯やPC、デジタルオーディオ機器から発生するノイズや電磁波を盛大に取り込んでいるようなイメージですね。

 

ちなみにKOJO Crystal Eをさらに1個足して3連結もしてみましたが、さらにハイ上がりなキツイ音となり歪みや雑味も増加してしまい音場も音像も全く見えなく平面的になってしまいました。

数を増やせば増やすほどアンテナの素子数が増えたかの如く、ノイズや電磁波の引き込みが強くなってしまうのでしょう。

 

 

うちでは仮想アースの連結使用は即刻却下となりました。

噂によるとKOJOのは10個連結例もあるそうです。

2~3個でこの結果ですから、10連結とかしているマニアは一体どれだけのノイズや電磁波を引き込んで音質を劣化させているのか?

考えただけでゾッとします。

まあシャリシャリ、ドンシャリが好きで音楽的にも録音的にもダメダメな音源しか聴いてないのでしょうね。

 

今回のKOJO Crystal Eの実験では1個では効果がある仮想アースも複数使うことでアンテナ化してクオリティが大きく劣化してしまうことが判りました。

 

後の実験でアンテナ作用がない仮想アースは機器1台につき1個ずつ使用することで効果が高まることも判ったのですが、KOJO Crystal Eのようなアンテナ作用の強い仮想アースは1箇所1個だけの使用時のみ効果が期待出来ますが、複数使用した場合は連結はもちろん機器に別々に使っても音質劣化のデメリットしかないことが判りました。

メーカーや販売店、評論家や雑誌はこの事実を知ってか知らずか分かりませんが、大量に使うことを煽って音質を劣化させた罪は極めて重いと言わざるを得ません。

 

というわけで、うちではCrystal E、大量に必要なく遊ぶ結果に。

1個2万円でよければ必要個数をメッセージいただければお売りします。

市販価格よりは安いはずですし、小傷はあるかもしれませんが、壊れるような電子機器ではないので、状態は大丈夫です。早い者勝ちということで(笑)。