昨日レポートしたとおり、開発仕立てのデンマークJERN(ヤーン)社の14EHというスピーカー専用の同社のサブウーハーをこのスピーカー本体のオーナーが聴かれて買われました(笑)
オーディオフェアのときと違って、我々が持ち込んだソフトを再生。
パイプオルガン、グルーヴィンがーのドラムんチャントから1曲目、途中から20Hzまでの通続的低音が出てきて、ローエンドの再生能力が手にとるようにわかるアコースティック・アーツ社のノーコンプレッションシリーズ1の4曲目。
その前にマジマジと観察です。本体にアンプから入るケーブルの他に、もう1本のケーブルがスタンド兼サブウーハーへ。
サブウーハーにはアンプなどは内蔵されていないパッシブタイプです。
20Hzの通続的低音が出ないのは仕方ありません。
カタログ上でも59Hz~ですし、鉄の密閉型のこのサイズのパッシブタイプで出るとすればマジックか、原音とは別の共鳴ギミック低音になってしまいます(笑)。
そんなギミック低音は長岡派ほか日本人には通用しても、生音楽が身近にあるデンマークほか欧州で通用するはずもなく。
自分同様、余計な共鳴低音ならなく、下は切ってもらった方が生低音楽器の音色、表現聴取からはありがたいという発想のメーカーだからです。
だからか、本体もサブウーハーも密閉型です。
それ以外のシンフォニーやかけたソフトの冒頭でもあった方がいいことがわかる再生で、決して尾を引いたり、膨らむこともなく、音色も専用サブウーハーですから無調整でぴったり合っています。
この音で本体合わせて1セット100万未満、2本で160万円くらいなら、今のハイエンド価格からはむしろ安いと思います。
先にTIASで聴いて、これなら絶対に気に入ってもらえるはずと勧めて良かったです。
納品は3月か4月になるようです。