昨日いただいた千曲市稲荷山の信州蕎麦わきゅうさんのくるみ蕎麦 大盛りです。
エアーズロック、日本名「富士山盛り」。
もり蕎麦なら普通盛り700円に対して、200円プラスで量は倍以上。蕎麦雪崩が発生します(笑)
大盛りは信州ではどちらでもお得な量となりますね。プラス100円ないし200円くらいで普通盛りの1.5倍から3倍。
それで出せるのは、蕎麦屋に言わせると、やる作業は同じだからとか。
このように観光客向けの善光寺、観光地、東京方式の軽井沢地区の蕎麦屋はともかく、地元民が行く蕎麦屋の大盛りはこうでないと。
信州蕎麦は味はもちろんですが、量も質のうち。東京神田のやぶそばのような箸で3回掬えば終わりではやっていけません(笑)。
平日の昼はサラリーマンで溢れるのも無理もなく、しかも手打ち蕎麦の品質もいい人気店になりました。
大将は腰が低く、そば打ちを褒めても、「まだまだでお客様に迷惑かけています!」と。
ところで皆様のお近くの蕎麦屋にくるみ蕎麦というのはありますか?
検索すると全国にはあるにはあるようですが、ほとんど信州。
それも上田地方が中心です。
くるみの最大生産地が上田市の隣の東御市もあるのでしょう。
このくるみ蕎麦でもこちらのは異彩を放っています。
普通は萱さんや一松亭さんのように、パンに塗るピーナッツペーストほどまでにクルミをすり潰したものを予めそばつゆと和えて提供します。
わきゅうさんでは、甘辛く味付けされたクルミ玉が別に独立して提供されます。
このクルミ玉のクルミはペーストではなく、ご覧のとおり1ミリちょっとの大きさに潰されたもので、クルミの食感が残っています。
わきゅうさんはとろろそばもおろし器で擦り下ろした長芋とろろではなく、木の棒か板で叩いて、食感が残る1センチサイズで提供されます。
食感も残したいという料理哲学でしょう。
これをこうして普通の蕎麦つゆに溶いていただく方式です。
なお、こうして出来上がったつゆはクルミの濃厚さと加えられた甘みで美味しいのですが、ずっとこれですと飽きてきます。
途中から、くるみダレと普通のタレを分けて、交互に蕎麦を浸けていただきました。
蕎麦湯のお供は赤唐辛子とありますが、赤唐辛子と山椒の実が入っていて、滋味ある蕎麦湯が仕上がりました。
なお、こちらは蕎麦湯は茹で汁だけではなく、そこに別途そば粉を加えた濃いものです。
甘味も付きますと、ちょっと豪華な気分になりますので、そば茶とそばの実入りアイスもいただきました。
温かいそば茶と冷たいそば茶アイスを交互に。
至福の時でしたよ。
クルミ蕎麦900円が大盛り1,100円。蕎麦アイスが350円。信州 Go To EATで1450円が1200円でした。