PCとESOTERIC Grandioso D1のUSB接続では、接続そのものの相性がよろしくないアコースティックリバイブの二股ケーブルは点検に回したところ問題ないとのこと。
ESOTERICでもこのケーブルとD1の接続については未確認とのことで原因不明です。
現在はAmazonブランドの汎用の1,000円ほどのUSBケーブルで、こちらでは接続は完全です。
そこで、アコリバのはSOULNOTE S3をUSBーDACとして使うときに活用することにして、D1とPCの接続用USBケーブル選びです。
ほぼ値段順です。
AIM電子 UA3 (USBケーブル)
クリプトン UC-HR(USBケーブル)
ゾノトーン 6N-Grandio(USBケーブル)
ワイヤーワールド Starlight8 (USBケーブル)
バンデンハル VH-USB (USBケーブル)
当初1,000円のAmazonケーブルで鳴らして、オーディオ店にその旨話したら「えっ!」と。
それだけ、別段聞けたものではないという音ではないのです。
内心、大幅下剋上を期待しながら聴いたら、がっかり。
上記値段順になってしまいました。
JBLに好相性と常日頃から思っているZonotoneは、USBケーブルに限らず、悪く言えばドンシャリ気味。
そうして音場より音像重視となって、ソナス・ファベール/アマティ・トラディションとの相性は常によくありません。
自分が求めている「見えるように聞こえる音」からは程遠いです。
ワイヤーワールドは同社のUSBケーブルの最上位で悪くはありませんが、クリプトンやAIMと比べるとグレードそのものがワンランク下の音に聞こえました。
意外な掘り出し物がクリプトン。
これは中で電源部と信号が完全にアイソレートされたアコリバと同様の設計思想のものです。
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導体そのものも電源線(6NOFC)、信号線(PCOCC-H)を個別に編組シールド(PCOCC-A)し、外部ノイズが入りにくいように独立させましたとあります。
しかし、立ち会った皆、さらに上があったとしたのがAIMの最上位でした。
これも信号と電源伝送が完全にセパレートされているほか、外来ノイズからのシールドがしっかりしているようです。
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金子三有士のESOTERIC録音のSACDハイブリッドのCDレイヤーの英雄ポロネーズのピアノの質感、残響の振る舞いなどの部分での違いは明らかです。
フルートの工藤重典さんの「夢のあとに~フルート名曲集~」から1曲目の夢のあとに。
fffで吹く部分ではさすがにAmazonケーブルでは煩く感じますが、AIMやクリプトンになると余裕をもってこなしていく感じです。
様々な部分で向上している現代オーディオでは、こうしたUSBケーブルなどのケーブル吟味は基本作法とあらためて認識しました。
どこかに汎用ケーブルなどがあれば、ここが足を引っ張って、全体のグレードが低いままです。