チロル、またね | マルックス☆チロル&エルフィーのごきげんDiary

マルックス☆チロル&エルフィーのごきげんDiary

マルックス(マルチーズ×ダックス)のチロルとエルフィー、飼い主のなにげない日常を書いていきます!
実家のドルチェ(ラフコリー)、連(シーズー)、レオン(ミヌエット)、ラルフ(ラフコリー)も登場します☆

突然のご報告になってしまいますがチロルが8月27日に永眠しました。


8月23日の夜22時すぎに急にいつもと様子が変わり、吐きそうだけど何も吐けない、そしてみるみるうちにお腹がパンパンになってこれはおかしいと夜間救急の病院に駆けつけました。

車の中でもずっと苦しそうで、「チロル、もうすぐ着くからね。病院に行ってすぐに楽にしてもらおうね」と励ましながらの道中でした。


病院に着いたらすぐに預かって処置をしていただき、しばらくして先生からお話がありました。

診断は「胃拡張」。

胃に空気が溜まっていて針を刺して抜いたとのこと、翌日の朝まで点滴をしながら入院をして翌朝かかりつけの病院に行くようにとの指示でした。


帰る前に酸素室の中にいるチロルに会わせてもらいましたが、空気を抜いてもらって楽になったようで歩き回ってウロウロ出口を探していていつものチロルに戻ったようで安心しました。

母と「ちーちゃん、今夜はお泊まりだから帰れないんだよ。明日の朝迎えに来るからお利口にしててね!」と言って帰ってきました。


夜中にもしかしたら病院から連絡が来るかもとドキドキしていましたが、連絡はなかったためあのあとも大丈夫だったんだなと安心しながら翌朝病院へ向かいました。

先日購入したばかりのドライブクッションに初めてチロルを乗せてあげようね!と母と話をしながら一晩ぶりにチロルに会えるのをなかば楽しみにしていました。


でも、診察室に呼ばれた時はそこにチロルはおらず、先生からはあのあと夜中に4回胃拡張の症状が出ていたこと、ショック状態にもなったことを告げられました。

内視鏡で全て胃の中に溜まったものを抜く必要があるため全身麻酔をかけることなり救急診療センターへ引き続き入院することになりました。


麻酔後、血圧が上がらずなかなか意識が戻りませんでしたが、夕方に面会に行った時には自分で座ることもできるようになっていてとても安心しました。

しかし、術後は血圧が自力では保てておらず循環不全で呼吸が止まったりする可能性もあったり、悪化すると多臓器不全に陥る可能性や、かなり強い胃腸の炎症があり胃腸が全く動かなくなっていたりと常に「非常に厳しい状態です」とは言われ続けていました。


24日の夜は地元の花火大会があり、本当は家の近くで車の中からチロルとエルフィーと一緒に観賞する予定でした。

本当は花火を観る気分ではなかったのですが、突然チロルが家に帰ってこなくなって落ち込んでいるエルフィーの気分転換も兼ねてチロルの面会前に少し観賞することに。

流れ星ではないですが、花火に「チロルが元気になってまた家に帰ってこられますように」とみんなでお願いしました。
エルフィーには「面会でチロルに会ったら来年はチロルおねえちゃんも一緒に花火観ようね!って言ってあげようね」と話していました。

エルフィーをその日一度だけ面会に連れていきましたが病院の雰囲気やいつもと様子が違うチロルのことも察したのかとても怖がっていました。

チロルに花火のことお話する余裕もなかったかな。


1日2~3回面会に通いましたが、その度に病状は変化していき一喜一憂する日々でした。

チロルは本当によく頑張ってくれていて26日夜には一時数値が悪くなっていた腎臓の数値も下がり、昇圧剤を使わなくても血圧も保てるようになっていました。

一時心配されていた多臓器不全に陥る可能性もなくなったので、炎症の値が上がってるのは気になるけれどもあとはゆっくりでも胃腸の炎症がおさまって動き出してくれればというお話で安心して帰宅しました。


「ちーちゃん、頑張ってて偉いね!元気になってお家に帰ろうね!みんな待ってるからね!もうちょっとだけ頑張ろうね!また来るよ!」と声をかけるとじーっと話を聞いていました。



しかし27日お昼前に病院から状態が良くないと連絡があり駆けつけると、脳への影響が出ていて全身性の発作があったこと、肝臓の数値が測れないほど悪くなっていること、重度の不整脈が出ていて薬を使っても抑えられていないこと、意識混濁を越えて昏睡状態に陥っていること、治療を続けても今日1日もってくれるかどうかと告げられました。


母と相談して治療は終了して家で看取ることに決めました。

先生のお話では、かなり厳しいけれどまだ回復する可能性はゼロではないということだったので、また元気になって帰ってきてくれることを信じて続けていた治療を終了して諦めるという選択をするのもとても辛かったです。


でもこの数日間とてもとても頑張ってきたチロルをこれ以上頑張らせることはかわいそうで、私たちが到着するまで待っていてくれたチロルを連れて帰ってあげたくてその選択をしました。

その時点で、治療をやめて家に連れて帰ったら今日の夕方ぐらいには…と言われていました。


その日ケージの中でずっと鳴いていたチロルが、全ての管を抜いてもらい抱っこをして車に乗ってからは全く鳴かなくなり、リラックスして全身の力もすっと抜けていくのが分かりました。


帰宅してからはいつも一緒に寝ていた私のベッドの上に寝かせて手を握りながらずっと側にいました。

チロルが怖がったり不安にならないようにあえて普段通り過ごしました。

エルフィーは大好きなチロルが帰ってきてさぞ喜ぶだろうと思ったのですが、いつもと違う様子なのを察してあまり寄ってきませんでした。


久しぶりに自宅にチロルがいることに安心し自分の緊張もほぐれて、この先待ち受けている運命を忘れてしまいそうになるほど不思議と穏やかな時間でした。

数日間の頑張りをたくさんたくさん褒めて、今までの感謝を伝え、思い出話をしながら過ごしました。


そして帰宅してから3時間ちょっと経った頃、それまで規則的だった呼吸の様子が変わりそれから小さく3回呼吸をして息を引き取りました。

両親もちょうど他の子のお散歩に出かける直前で家にいたため家族で看取ることができました。

全く苦しまずに眠るようにお空へ旅立っていきました。


享年13才6ヶ月。

私自身の最初の子として迎えたチロル。

とびきり明るくて元気印な子でした。

4才でエルフィーを迎えた時もとても可愛がって面倒をみてくれました。

8才の時に突然の網膜の病気で失明してしまい途端に大人しくなりましたが、文句一つ言わずに健気に素直に自分の運命を受け入れて穏やかに日々を過ごしていました。


目が見えなくなってからお散歩も立ち止まることが多くなり道中抱っこすることも多くなりましたが、ここ最近はほとんど立ち止まることもなく軽快に歩いてくれて調子がいいなと思っていた矢先のことでした。

食いしん坊でいつでも食欲旺盛でしたしまだまだ数年一緒にいられるだろうと思っていたのですが、突然駆け足でお空に登って行ってしまいました。


でも最後は家に連れて帰ってくることができて一緒の時間を過ごすことができたので良かったと思っています。

ちーちゃん、お家に帰ろうね!という約束を頑張って守ってくれたんだね、ありがとう。


恐いけど実は面倒見のいいマロンといつでも優しいクララがきっとすぐに迎えに来てくれたよね。








チロル「みなさま、いままでありがとうございました☆ あたいは一足先にお空へ行くけどこれからもエルフィーをよろしくおねがいします☆」

飼い主が更新をサボってるせいで載せられていない写真やエピソードがたくさんあるのでこれからもチロルにはこのブログにたくさん登場してもらう予定です。
笑って読んでいただけたら嬉しいです。