一七.現世に悩み、死して後悩み、罪を造れる人は両処に悩む。
「我れ悪を造れり」と惟うて悩み、悪趣に堕ちて更に悩む。
一八.現世に慶び、死して後慶び、福を造れる人は両処に喜ぶ。
「我れ福を造れり」と惟うて慶び、善趣に生じて更に慶ぶ。
後悔先に立たずと言うように、
やってしまったことの結果は後からついてくる物であります。
これは悪事だけではなく、
良い行いをした場合にもいえるでしょう。
一方で大事の前の小事とも言います。
大きな事を為す際に小さな事には拘っていられません。
生きて行くことは綺麗事だけではすみません。
善行だけを行って人生を全うするのは不可能でしょう。
人生はトータルで考えるべきであって、
最終的に、良い行い>悪い行いになれば良いのではないか。
私としてはそう考える次第であります。
その考えに基づけば、
目の前の出来事に一喜一憂し、
精神的にも疲れることは少なくなるでしょう。
と言った願望もありますが。
完璧な悪人・完璧な善人など存在するのは、
小説・漫画の世界などのファンタジーでしかないです。
善行:悪行=6:4位になれば上出来ではないでしょうか。
(無意識に悪行を行っている分も含む)