ここ最近増えてきたエコタイヤの進化系がこれです。燃費を減らすために「ころがり抵抗」を減らす試みが各社でなされています。ころがり抵抗とは、走らせているときにタイヤの形が地面に触れたり離れたりして変わることや接地面での摩擦などで、転がろうとする動きを邪魔することを言います。
しかし、ころがり抵抗を減らすと今度は雨の日のブレーキなどが粘らなくなり、滑ることがあります。
例として、鉄道の線路を見てみましょう。鉄道車両は最初に一度加速すると、それほどスピードが落ちませんね。これは、鉄の車輪と鉄の線路との間で摩擦が非常に少ないからなのです
では、雨の日に急ブレーキをかけるとどうなるでしょうか?雨に濡れた鉄の線路に鉄の車輪、ツルツルすべりそうですね。
ここで、タイヤに話を戻しましょう。ころがり抵抗と、雨の日の粘りを両立させるのは難しい課題なのですが、最近では両方の性能を満たすものが出始めており、優れた燃費性能を実現できるタイヤとして人気のあるカテゴリーです。
その低燃費タイヤの性能の目安を客観的に示したのが一般財団法人の自動車タイヤ協会が行っている低燃費タイヤラベリング制度であり、ころがり抵抗(省燃費性能)はAAAからCまで、ウェットグリップ性能はaからdまでの等級があり、ころがり抵抗AAAからAまで、ウェットグリップaからdのタイヤが低燃費タイヤとなり、等級が記された統一マークが記されます。
また、静かさや乗り心地といった快適性や長寿命に配慮されたタイヤも、このあたりのタイヤから充実しはじめてきます。
エコカーに乗っておられる方で、少しでも燃費を良くしたいと思う方はもちろん、予算はある程度限られている中でなるべく快適なタイヤを、という方にもおすすめできます。
ただ、省燃費性能は結局、運転で左右されるところもありますので、燃費にやさしい運転をしないとエコタイヤを選ぶ意味は少なくなります。