「快適にその日その日を生きたい、という欲求が、
人間ならたれにでもある。あらねばならんし、
この欲求を相互に守り、相互に傷つけることをしない、
というのが、日常というもののもとのもとなるものだ。
だから、群居している人間の仲間で、行儀作法が発達した。
行儀作法は相手にとっての快感のためにあるのだ、
と良順はいう。
人間が、人間にとってトゲになったり、
ちょっとした所作のために
不愉快な存在になることはよくない」
司馬遼太郎 著 胡蝶の夢 第二巻を読みながら
おしゃれと身だしなみの話を思い出した.
オシャレは誰のためにするのですか?
それは自分自身のためにします。
では身だしなみは誰のためにするのですか?
それは相手のため、お客様のためにするのです。
似たような言葉として
マナー、道徳、躾け、等があるが
この言葉を知らない人がいて、
不愉快になることがある。