走行中のタイヤの温度はどれくらいまで上がるかご存知ですか?
五十℃、75℃、百℃・・・。
120kmの速度で走行した場合、40~50℃ぐらいまで上昇します。
一般道路や高速道路で80キロ走行では30~40℃くらいとなるでしょう。
想像していたよりもタイヤの温度が低く、
意外と感じた方が多いのではないでしょうか?

タイヤがどのような要因で熱くなるかですが、
タイヤの表面温度は外気温と路面温度に影響されます。
一方、タイヤの内部温度は、空気圧とタイヤゴムの屈曲加減に依存します。
タイヤ自体の屈曲によるタイヤ自身の発熱が起こるのです。
よく、レーシングマシンがタイヤを暖める機器をつけていたり、
タイヤを暖めるためにジグザグ運転をしたりするシーンを
ご覧になられた事があるかもしれません。
あのジグザグは特にタイヤを変形させながら走ることで
内部のゴムが伸縮し 屈曲させることで発熱をさせているのです。
表面だけではなく、内部まで暖めるためです。
タイヤの温度は、タイヤの安全には欠かせない知識ですね。
ですので、皆様の中には、タイヤに触れて、事のほか熱く
ビックリした経験をお持ちの方もおられるのでは・・・
普通の車でも、峠道等を走行すると
カーブや、加速、更には減速が頻繁に行われ、
タイヤの変形が激しくなり、熱くなるのです。
タイヤは、運転手だけでなく家族の安全を支えるものです。

タイヤの温度