月読命〖M〗 55 | 櫻の葉色

櫻の葉色

左利きマジョリティ

「腐」です。


苦手な方は、回避願います。




S

*  M ⇉  雅紀    S ⇉  翔    J ⇉  潤   

      N ⇉  ニノ    O ⇉  大野









身体は  そんな事など関係無いとばかりに 疼き、雅紀の その細い身体を 執拗に求め続ている事は、 紛れも無かった。




シたくて、   堪らない。


だけど、頭が  それを必死になって  阻止している。




だが それも、時間の 問題だろう。



俺は、雅紀が 俺の事を 好きだと思わなくても、手を出してしまうかも知れない。



今だって俺は、眠っている雅紀に 触れたくて堪らない。




……どう  したら良い……?




起き上がり ベランダに向かい、カーテンを開けて  月を探す。



月は、薄く 白く 輝いていた。





「……あ…  れ…?      さくら…ぃ  くん…?」




振り返ると、ソファから起き上がり 目を擦りながら俺を見る 雅紀の姿があった。





「……ただいま。」



「おかえりなさい。     お仕事、おつかれさま。」




雅紀の元へ近付くと、嬉しい気持ちを隠して ワザと窘めるように言った。






「何で、ソファに 寝てるんだ?    ベッドで 寝ろって、言ったろ?」



「このソファ、ふかふかで  気持ちいいんだよ。   おれ、ずっとソファでいいよ。」




まだ寝惚けているのか目を擦りながら、 ソファの クッションを 抱き締めて、 ふわふわと笑っている。




「駄目だ。   ベッドに、行け。」



「桜井くんは…?」



「俺は、ソファで…、、」



「じゃ、おれも  ソファでねる。」



「雅紀っ。」




俺のバスローブの袖を引っ張り、一緒に行こうと言わんばかりに 上目遣いで俺を見上げた。











❀❀❀❀❀コメント返信❀❀❀❀❀
❀  コメントありがとうございます。
本当に、暑い日が続きますね。 うんうん。 冷房の中に居続けるのも辛いですよね。 貴女は、大丈夫?  心配してくださり、ありがとうございます。 貴女も、お身体ご自愛くださいね。
ふふ。 で、まぁくんですよねw。 黒目がちな瞳に、初心な魂とは 貴女の仰った通り。 どうなるのでしょう。 〖S〗と〖M〗の違いを楽しんでくださって嬉しいです。 此方こそ、ありがとうございます。
ありがとうございました。