月読命〖M〗 32 | 櫻の葉色

櫻の葉色

左利きマジョリティ

「腐」です。


苦手な方は、回避願います。






*  M ⇉  雅紀    S ⇉  翔    J ⇉  潤   

      N ⇉  ニノ    O ⇉  大野










「なんで?」




俺と翔さんが 話しているのを 見ていた まーの眉間に、シワが 寄っている。




頬を膨らませて、俺達の間で  交互に 俺達の顔を見比べている。







「……どうした……?」



「なかよし、なんでしょ?       なんで、じゅんを おこるの?」



「…まー……、、」



「じゅんは、おれが1人だと こころぼそいからって、ずっと ついててくれたんだよ?     桜井くんがかえってくるまでって、明日だって早くから仕事があるのに、 いてくれたんだよ?     じゅんをおこらないで、おこるなら おれをおこってよ。  おれが、わるいんだから。」



「………雅紀……?」



「まーは、悪くないよ。    帰ってきてくれたし、帰ります。」





荷物を纏めて、早々に 立ち去ろうとした俺の腕を、翔さんが捕まえた。





「松本……、悪かった……。」




「......翔さん......?」





意図が分からなくて、 狼狽える。





「雅紀。    仲直りするから、風呂に入っておいで?」




「え...?    でも...、、」





翔さんが、少し考えるように唇を指で触って  まーに言った。





「仕事の 打ち合わせを、したいんだ。」





「でも、お仕事してかえってきたんだから、桜井くんが 先に入ったほうが...、、」




「松本を、先に帰してあげないと可哀想だろ?     俺は、後でゆっくり入らせてもらうから。」





まーの言葉を 遮るように、畳み掛ける。


不安げに見つめる まーに、笑顔で話す。






「......ほんと...?」





俺を見上げて確認する まーに、俺は 翔さんに合わせるように 言葉を掛けた。





「まー、本当だよ。    ちょっと難しい話をするから、お風呂でゆっくりしておいで?     俺は、翔さんと話したら 帰るけど、 また 来るから。」




「......うん...。      やくそく、してね?」




「当たり前だろ?」






俺達の会話を暫く黙って聞いていた翔さんが、痺れを切らして まーに話し掛けた。





「雅紀、風呂の場所は 分かる?」




「うん。   じゃ、おことばにあまえて いってくんね。」




「行っておいで。」




「じゅん、またね。    桜井くん、いってきます!」





まーが  元気良く パタパタと 部屋を出て行き、俺と翔さんは、2人きりになった。




まーを見送り  視線を戻すと、翔さんの目は  据わっていた。
















❀❀❀❀❀コメント返信❀❀❀❀❀
❀  コメントありがとうございます。
こんばんは!  「1」の日じゃなくても、全然良いんですよ?  来て下さり、ありがとうございます。 嬉しいです。
〖M〗読んで下さり、ありがとうございます。 楽しく読んでくださり、嬉しいです。  若い雅紀くんとメンバーや翔ちゃん、この後 どうなるのか。 貴女の妄想と一緒になるか、楽しんで下さると嬉しいです。
ふふ。 カラオケ、素敵な曲が一杯ですよね。 貴女のブログ、とても丁寧に纏められていて とても楽しいです。 貴女と一緒に其処へ出掛けた気になれる楽しいブログですね。   きっと、お話書いたら 凄く素敵なものを書かれるのになと思いました。 貴女だけではなく、此処に来て下さる皆様は とても文章を 書かれるのが上手で、いつも感心致します。  素敵なコメントをありがとう。
ありがとうございました。