月読命〖M〗 7 | 櫻の葉色

櫻の葉色

左利きマジョリティ

「腐」です。


苦手な方は、回避願います。






S

*  M ⇉  雅紀    S ⇉  翔    J ⇉  潤   

      N ⇉  ニノ    O ⇉  大野









「…月って?       なんのコト?」




上目遣いで 見上げた黒目がちの瞳が、揺れている。




「赤い月だよ。    おいっ、 見たんだろ!?」




先程 反省した事も忘れ  焦った俺は、興奮して 雅紀に質問の答えを迫った。




「きのうの月は…、たしかに 赤かったケド、 それが なに?   なんなの??      あなたは、だれ?    なんで、おれのなまえ  知ってんの?    なんで、おれのこと  おこるの?」




目を潤ませて  俺を睨む 雅紀は、必死に頑張って 強くあろうと震える脚を シーツで 隠している。



俺だと気付いて貰えれば、少しは 気持ちが 楽になる筈なんだが……。




「……ゴメン…、  怒って ないよ…、、。     俺は、櫻井翔だ。   分かるだろ?」



「……さくらい  しょう? 」




雅紀が、俺の名前に反応する。


俺は 期待を込めて、言葉を 続けた。




「そうだよ。  櫻井翔。  俺とお前は、嵐だ。  分かるよな!?」




雅紀は 唇を噛んで 俺の話を聞いていたが、ブンブンと 大きく首を振って 俺の言葉を 否定した。




「ウソつき!     ちがうよっ。   なんで、ウソつくの?」



「だから…、、    雅紀、あのな…?」



「こないでっ!     だれか   たすけてっ!」



「雅紀っ!!」





俺の試みた方法は呆気なく失敗に終わり、雅紀を更に怖がらせる結果となってしまった。


捕まえようとする 俺の身体をすり抜けて、慌てて追い掛ける俺を躱しながら 寝室に逃げ込んだ雅紀は、俺が追い掛けて部屋に入る手前で ドアの鍵を 締めてしまった。












❀❀❀❀❀コメント返信❀❀❀❀❀
❀  コメントありがとうございます。
こんばんは。 コメント、ありがとうございます。  嬉しいです。
嬉しいに決まってるじゃないですか。 今の所、コメント欄は引き続き「1」の話で開けていく予定です。  此方こそ、宜しいでしょうか…?
嵐、大好きです。 雅紀が好きです。 だけど 5人とも、大好きです。 だから、5人が幸せで居てくれたら嬉しいです。  沢山、素敵な他のグループもありますよね。 良いなと思うグループも勿論、沢山あります。 だけど、まだ嵐さんより好きなグループは見つからないんですよね…。 嵐さん程、知りたいという欲求も生まれないんです。 不思議ですね。 だから、嵐さんを好きな限りは 此処にいると思いますw。
ありがとうございました。