月読命〖S〗 40 | 櫻の葉色

櫻の葉色

左利きマジョリティ

「腐」です。


苦手な方は、回避願います。





S

*  M ⇉  雅紀    S ⇉  翔    J ⇉  潤   

      N ⇉  ニノ    O ⇉  大野








朝、寝室を開ける音がして、慌てて寝たフリをした。



誰が入ってきたかは、勿論分かっている。



俺の方に歩いて来る足音が近付いて、顔が近付く。



俺に 話し掛ける声が、聞こえる。





「………まだ…、もどらないね……。 おれのこと…、キライ…だよね……。」




「…おれはね……?      …しょおちゃん…、大好き……。」



「だいじょうぶだよ。  きっと、もとにもどれるからね?    おれが、ちゃんとしっかり しなきゃね。 」





「……しょおちゃん……、いってきます……。」






そして、その声の主は  そのまま部屋を出て行った。




甘く掠れた 優しい声。




「しょおちゃん」という言葉の響きに、自分の名前を言われただけなのに  身体が熱くなった。




居なくなった事を確認して、目を開けた。




部屋の鏡に、   自分を映す。



ドキドキしながら、視線を移した。




俺は、俺のまま だった。




そして、俺は 2013年の 俺と相葉の家にいた。




残念な気持ちと、少しだけ  ホッとした気持ち。




何故、俺は ホッとしているんだろう……。




此処に 居てはいけない人間のはずなのに、此処が 自分の居場所であるように思えたのは、何故なんだろう。




起き上がって  リビングに移動すると、朝刊と手紙が  机の上に置いてあった。





『おはよう     夕方には  ニノと一緒に帰るから お留守番していてね      冷蔵庫にあるものは   好きに食べてください    他に食べたい物があれば  マネくんに連絡してね』





相葉の顔を、思い浮かべる。



いつだって、俺に笑いかけてくる相葉の顔を……。





………俺は…、  子供かよ……。



お節介な手紙を見て、 苦笑した。














❀❀❀❀❀コメント返信❀❀❀❀❀
❀  コメントありがとうございます。
おはようございます。   私も、潤くんが「まー」って呼ぶの 好きです。
だから、ついつい多用しちゃいますw。
初めて読まれたAmebaの小説が、翔潤さんだったんですね?  ふふ。 それは、かなりの衝撃でしょうw。 若い頃からの想いを拗らせて大人になった関係が身悶えるんですよね。(←これは私の勝手な感想なので反論あるかもですがw)    ほう。 コロナ禍の時だったんですね。 一度見ると、他のものもどんどんと出て来て、夢中になって読み耽ってしまいますよね。 分かります、分かります。
わぉ!  それは、女神様に感謝ですね。  女神に出会う事が無ければ、モデルズさんにも興味が 持てなかったかもしれませんよね。  流石、女神。  私が勝手に、 愛しいと想っている可愛いヒトですね。  私は 実は、女神の「仔犬」が大好きです。
ふふ。 私のモデルズも読んでくださり、ありがとう。
もう、貴女が仰ってくれた通り!!  雅紀と潤の関係って、そうなんですよね! お兄ちゃんぶるしねw。 私的には 昔の歌では無いですが、恋しさとせつなさと心強さとって感じですw。  どうか、伝わって欲しいw。 
にのちゃんは、雅紀の事になると一生懸命になり過ぎるから。  怖くて、ごめんねw。
そうね。  私も、嵐さんに会いたいな。   ありがとうございました。