ラストノート 【スピンオフ/櫻井接近編 】14 | 櫻の葉色

櫻の葉色

左利きマジョリティ

「腐」です。


苦手な方は、回避願います。






真っ赤になって 怒る雅紀を 可愛いと思いながら 、 雅紀の上体を 起こして、ソファに キチンと座らせる、



立ち上がり、冷蔵庫から ビールと ミネラルウォーターを 取り出して戻ると、雅紀の隣に座った。



水のボトルを 雅紀に渡し、缶ビールを開けて 渇く喉に 流し込む。




「……分かった。     良いよ。  話して?」




雅紀も 渡したボトルの水を飲んで、俺の方に 身体を向けて 話し始めた。




「……おれは、女のコしか 好きになった事ないよ…。    女のコは、みんな フワフワして カワイイから、ギュッと してあげたいし、もっと イロイロ うれしくなっちゃうコト してあげたい。  いっぱい おれも あまえるし、あまえさせてあげる。   おれは、女のコが  好きだから……。」



「………。」



「だからっ、、 イチイチ おちこまないでよっ 。    しょおちゃんは、かおに出すぎなんだよっ。    話が、すすまないからっ。」



「……大人だから、必死に 耐えてるだろ?     良いから、続けろよ。」



「オトコは 女のコを好きになるのが 当たり前って 思ってたから、おれに 声をかけてくる オトコの人の気持ちなんて ぜんぜん分からなかった。   店に来てくれるお客さんでも、おれに 女のコみたいなことを 求めてくる人も多くて、力づくで なんとかしようとする人もいたんだ。   正直、  気持ちわるいと 思った。」



「店で、そんな事が あったのか…?     何だよ、それ…。    ムカつくっ。。   俺が行って、、」



「だいじょうぶっ!     今  来てくれる人たちは、 みんな いい人ばかりだよ。」



「でもっ、、」



「松にいが…、、   だから、それから 松にいが  つきあってるって、ウソつくように なったの。   ふつうなら オトコどうしで、ひいちゃうでしょ?     ひかない人でも、相手が 松にいなら、こわくて 手が出せないって、、。」



「………成程……。」




…………店長……、グッジョブ……。 


俺の為に、有難う。




「でもさ、おれのために 松にいまで ヘンに思われちゃうのが、ずっと イヤだった。   松にいだって、ホントは  すっごくモテるんだよ?     なのに……、、」



「店長の気持ちは、分かるよ。    俺だって、そうする。」




店長の事を思い 唇を噛む 雅紀の頭を撫でようとして、触るなと言われた事を思い出し、出した手を引っ込めた。







❀ ちょっと出掛けてきます。 戻って余裕があればupします。