「腐」です。
苦手な方は、回避願います。
「なんだよ、 いきなり、、」
「いつも、思ってた。 有難う。」
「ば…っ///、、 へんなのっ///。 感謝すんのは、おれの方でしょ? 今の おれがあるのは、じゅんの おかげなんだから。」
「だったら、今の 俺があるのは まーのお陰だよ?」
「もうっ、、 ///。 なに? 今度は、なにすんのさ?」
真っ赤な顔で、俺を睨みつける。
照れてるような、怒っているような、困っているような顔。
全てを許してくれる、優しい顔。
壁に寄りかかって、感極まる気持ちを誤魔化すように 髪を掻き上げた。
まーの視線が、 今だけは 俺に向けられている事を、覚えておきたいと思った。
「まーは、今まで 忙しかっただろ? 何処か 行きたい所とか、やりたい事とかってあるの?」
「別に…。 仕事が楽しかったから、他にしたい事とかって 考えた事なかったな。」
「へえ? 映画見たいとか、旅行したいとか、思ったりしない?」
「うーん…。 考えた事、無いかも……。 ……1人では、別に……。 」
「……じゃ…、、…2人 なら……?」
「………え……?」
まーが、驚いた顔で俺を凝視したまま固まっている。
変な事を言ってしまったと、慌てて言い訳をした。
「あ、、違うから。 例えば、誰かとでもあれば、、 別に 俺とかじゃなくて、、」
「じゅんとならっ!」
「………え……?」
「じゅんと 2人でなら、行きたい……。」
「………俺と……?」
「うん。 じゅんとが良い。」
そう言って、綺麗な顔で 花が咲いたように まーが 笑った。