誰もが思いつくような話 【にのあい】 37 | 櫻の葉色

櫻の葉色

左利きマジョリティ

「腐」です。


苦手な方は、回避願います。







今日は、色々な相葉さんを見る事が出来て  嬉しかったな…。


ずっと俺 、 相葉さんのこと  独り占めしちゃってる。


ふふ。


相葉さんの「トクベツ」になったって、勘違いしちゃうよ。



……夢なんかじゃ…、無いよね……。


だって、すっごく温かいもん……。




……何だか…、   ……気持ちよく なってきたな……。





「……二宮くんの肌は…、  薔薇色ですね…。」



「……何、  ……言って……//?」




……俺、相当 酔っ払っちゃってんのかな……。




「……綺麗…ですよ…?     きっと、本当は 真っ白なんでしょうね…。   何処も彼処も、薔薇色に 染め上げられていて、とても美しいです。 」




……あれ…?         何か…、  おかしいな……。




「……ぁ、    ……いば…   さ…、、?」



「あんなに 嫌がってたのに、どうしたんですか?     僕の掌が、気持ち いいですか?」




……何だか…、    よく分からない……。


頭も、身体も、フワフワして    物凄く    気持ちがいい。




「……ぁ    ……ば……    さ……」



「本当に、随分と しぶとく頑張って いましたね。    もう、いい加減に  大人しくしましょうね。      ……ゆっくり、 休んで下さい。」




相葉さんの言葉が 合図になって、そこから 催眠術を掛けられたように、頭も 身体も ゆっくりと  感覚が なくなっていく。




まだ、  


相葉さんと  話をしたいのに。


相葉さんの  傍にいたいのに。



そう  思っている感情も、深く  奥へと 閉じ込められていく。




『俺は、   相葉さんが  好きです。』




言葉は、   声に なっているだろうか?


相葉さんに、  届いているんだろうか?




「………。」




頭は どんどんと重くなり、  静かに、


軈て  

意識が  途絶えた。






*****