「25日のミサイル発射までの近況」
最近、アメリカはBDA送金問題が外交の国務省と財務省と司法省でこんがらがっているので、
ヒル次官補も「近いうちに進む」くらいしか言えませんでした。
こう各省が絡むとブッシュ大統領の権限による政治決断次第なところがあり、
テロ支援国家を指定解除するか、司法省と財務省なんかに「大丈夫」と言明してもらうとかなどで
問題をクリアしないといけませんが。
多分このまま北朝鮮が行動を起こすまで放置プレイ、かな。
法律を曲げても核施設凍結などの成果がなければ
ヒル次官補は更迭される可能性がありますが、
他の人間に対北朝鮮を任せるにしても強硬派しか居なさそうなので、
それなら仕方ないからヒル氏が留任し続けるかも。
ここら辺のあれこれで町村さんがワシントン講演で「アメリカが宥和的だと日本人が不安になる~」
と話したのでしょうけど。自国の安全保障なんて自分で護って当然ですが。
今の安部政権はアメリカに煙たがられてるんじゃないかな、と思ってしまう。
中間選挙で風向きが全く変わったのにこういったことしか話せないとは。
久間防衛大臣のアメリカでの講演で話した武器輸出云々も早々に安部首相が訂正したことですし、
いったいアメリカまで遠出して何をやっているんだか。
安部首相も麻生外務大臣を頼みにするならもっと最初から頼ればよかったんですがねえ。
なんとか支持率が上昇したから内向きでは結果オーライですか。
ついでに安部首相がアメリカ訪問時にテロ支援国家解除しないでと言ってましたが、
テロ支援国家→よど号ハイジャック事件
国家犯罪→拉致事件
というふうにアメリカは認識してますよってこの前の訪問で安部首相はライス女史に説明されていました。
(まあ、よど号の犯人達なんていまは日本に帰りたいと訴えてるくらい
しょんぼりした共産革命者に成り下がりましたが。)
つまりテロ支援国家を指定解除しても拉致事件を許すわけでもないし、
見捨てるわけではないから安心して欲しいという考えですね。
それでも日本の政治家がしつこく食い下がるからブッシュ大統領もうんざりしてるかもしれません。
などとと色々考えていたところに北朝鮮がまた日本海にミサイル発射しました。
李登輝前総統の訪日が決まったから北朝鮮が中国の代わりに軍事行動をしたのかも。
中国脅威論と陰謀論で話すつもりもありませんが(笑)
でもご丁寧に今回は黄海にも発射してますから、中国も被害者ですよ、きっと。
まー、アメリカが空母戦闘群を二つペルシャ湾に展開しているときに、
しかも対テロ戦闘が活発な時期にハマスの閣僚もイスラエルが拘束してます、
そんなときに撃つとはグッドタイミングというかなんというか。
テロ支援国家に認定されているのですからどうしてもテロ支援にしか見てもらえない。
だってつい先日前にペルシャ湾でチェイニー副大統領が
「敵と友人に明確なメッセージを送ってる」と演説したというのに
シルクワームなんか発射しているんですから。
シルクワームは中国製対艦ミサイルで、もちろんイランにも配備されています。
ペルシャ湾に向けてイランも発射できるでしょう。
北朝鮮がミサイル撃って、さらに今後核実験を再度行えばヒル次官補の立場が苦しいですね、
嫌われ役を引き受けているだけ大変な苦労でしょう。
それともアメリカが行ってきた過去の中東指導者との交渉に比べればまだ北朝鮮は楽な部類なのかも。
ブッシュ大統領は対イラン一本に絞るでしょうから、
北朝鮮は約束果たして6ヶ国協議に戻るまで軍事圧力かけたまま無視と思うんですが。
しかしイランは明らかにEUでは荷が重過ぎる。
ちょうどフランスはサルコジ大統領にバトンタッチしましたから
ブレア首相の後任が確定してからブッシュ大統領のラストスパートが始まるんでしょうけれど。
イランを抑える事ができればペルシャ湾は国家間では安定します、
ならばやるとなればブッシュ大統領はやるでしょう。
その後のテロ戦争はしょうがないから次の大統領まで持ち越し。
2008年の6月辺りにイラク撤退とか米の超党派案では出てましたが、非現実的な気がします。
テロ戦争(イラク)とイランと北朝鮮。
どう考えてもアメリカが選択するのはイラクとイランです。
現状、外交圧力だけでも充分ですが、ペルシャ湾をアメリカが握ってしまいかねませんから、
EUがどんな反応をするかどうか、案外賛成しそうです。
イランの強硬派大統領が屈服させる追加制裁もEUも中露も慎重ですし、
アメリカはどうするのか気になるところです。
なんとなく2008年のアメリカ大統領選挙は共和党のジョン・マケインと民主党のジョン・エドワーズの、
2人のジョンによる対決にならないかなー、なんて思ってます。
次回のアメリカ大統領選挙は2008年11月4日。なにか動くならそろそろ時間切れが迫ってきてますね。