やらかしてしまう。

 

ええ、やらかしてしまったのでした。シャカシャカシャカ♪ ←(これはマラカスな)

 

先日、遠方から友達が来たのでじゃな、門司港観光にお連れしましてじゃな、それから夜は小倉で飲むことになりました。

小倉はちくわのフィールドではないのね。なので現地民のもうお一方にセッテイングしてもらいました。

都合三人なんだけど、みんなお酒好きなので飲み放題付きのコースだったんじゃよ。(わーい)(*´▽`*)

お昼間は30度くらいあったんじゃなかろうかね、観光客も多くて、そんな中いっぱい歩いたので喉も乾いています。

 

まあ、ビールの美味しいこと♪ お代わりくださ~い♪ あ、もう一杯いいすか~♪

話も面白くてあっという間に時間過ぎました。 そこ跳ねてから、もうちょっと飲もうかねって一軒梯子してじゃな、「そろそろ終電なので、それじゃちくわはこれで」ってことで小倉駅に向かいました。

ちくわは自分のうちから歩いて行けるトコにしか飲みには行かないので、久しぶりの交通機関を使っての遠征でした。

なんかね、飲むのにわざわざ電車バス使うのは、とてもかったるくってねえ、すごく億劫であったりするのじゃな。

出不精な酒飲みじゃ。

まあ、しかし、たまにこうやって出るのも新鮮でいいよね。

 

おお、最終まではまだあったね。優秀じゃ。

そんじゃあ帰ろうかってことで、電車に乗りましたがいね。

ぱらぱらと人が乗っているくらいで、空いてますちゃんと座れました。

「楽しかったな」

ちくわの降りる駅は小倉から7つ目、だいたい15分くらいなので、まあ、乗ってしまえば後は安心というものじゃ。

あしたからはまた仕事じゃな。

 

「もしもしすいません、この列車はここで運転を終了します」

 

「ああ、そうですか、これはすいません」寝てたちくわは駅員さんに起こされて電車を降りました。

あれっ?

 

どこ? ここどこ?

どこなんだああ???・?

 

おいおいおい、見たことの無いホーム、見たことの無い改札、あああ~ん? 表に出たら少し記憶にあるような通りが。ええっとここは・・・・・・・。

赤間! 赤間だわ!

そうなのじゃ、小倉からはるばる14番目の駅赤間。

ちくわが時々遊びに行く宗像の海、あそこへの玄関口じゃ。あと14駅行けば博多、つまりじゃな、ここは小倉と博多の中間点。

思えば遠くに来たもんだ~~♪ ってか? あははは。(うろたえてる)

 

ああ、当然じゃがもう電車は無い。(=_=)

 

大笑いじゃな。 降りる駅通り越したにしろ、どこかで目が覚めないものかなあちくわ君。(ここより先に目覚めてさえいれば、逆方向博多からの終電に乗ってある程度(降りる駅の隣駅まで)戻れたのでしたよ)

痛恨の居眠り。

くくくくく。

駅前のロータリーに出たらタクシーが二台停まってた。

そりゃ乗るでしょ、乗らいでどうするよ。

仕事なければ始発まで何とかすることもできるけど、ここって基本住宅街なので周囲になーんもないんじゃよね。時間潰せないってば。それに明日は幼稚園いかなきゃだし。

 

「すいませーん、黒崎までお願いできますか」

「おお、はいはい」

運転手さん二つ返事でオーケーしてくれたよ。

終電も行っちゃったし、もうお客は無かろうし帰ろうかなって思ってたトコに、思わず長距離のカモが飛び込んで来たのじゃ、返事も良くなろうて。

なんかしらんものすごくご機嫌なのじゃった。

ウキウキ感がびんびん伝わってくるね。( ノД`)

 

その昔、昔々、ちくわが小学生のころじゃ、親戚の叔母さんのお見送りで駅まで行き、到着した電車に素早く乗り込み、伯母の荷物を網棚に上げてあげて、降りようとしたところ扉が閉まって、日田英彦山線の急行列車はは走り出してしまいました。

ちくわは電車に疎い子だったので、どうやって帰ればいいのか分かりかねました。

「いいですか。次の駅で降りたらタクシーで帰るのですよ」

叔母がお金を渡してくれて、ちくわは何とも知らないところで降りました。

駅前にはタクシーが数台客待ちをしていました、運転手さんが車を降りて立ち話しています。

「すいません、黒崎まで」

 

あの時がちくわが乗った最長タクシー記録だった気がします。 ええ、少なくとも気持ち的にはじゃな。

今考えると降りた駅は直方だったと思うし、大人になった今ならここから電車で戻ることなんか簡単だし、なによりそう大した距離ではないのが判ります。

でもね、あの未知の場所から受ける心細さ、ほんとうに帰れるんだろうかという不安、ああいうのが加味されて、すごく長いタクシーの道でした。

 

さてさて、年配のウキウキ運転手さんとの会話は続きます。深夜の国道は車も少なく、けれどウキウキな彼はかなりな安全運転で走ります。高校出て東京で働いたこと、5年働いたところでどうしても馴染めなくて帰ってきたこと、ここで職を得て仕事を全うしたこと、タクシーに乗るようになって10年になったってこと。

いろいろと話してくれました。

そして家に辿り着いた時、端数をオマケしてくれたね。

ありがとうございました、運転手さんもお元気で。

 

それにしても、話にはよく聞くことだけど、酔って電車で眠り、駅を寝過ごしたって初めてだった。

いつだって、どこから帰ろうと、降りる駅の手前で目は覚めたし、いままでミスしたことは一回も無かった。

なかなかショックだったざんす。

 

うちの弟は飲むとすぐ寝ちゃう人なので、あんたそんなの無かったかいって訊いてみた。

「あるよ」

そう言います。

「だから、飲んで帰るときは、どんなに辛かろうと絶対に座らないんだ」

なるほど!

ちくわもそろそろそうしなきゃダメなのかもね。とほほ。

飲んで帰るときは電車の中で座らないぞ!(余計に公共機関で飲みに行かなくなるじゃろうね、面倒だもん)

 

というかさあ、あんた飲み過ぎなんだよ。

 

うむ、反省じゃな。焼酎のロックは5杯くらいでやめときますじゃ。( ;∀;)