舞台に立つ

いえ、まあね、ホントに立ったんだけどね、えっとね。（ごにょごにょ）

文字通りに解釈するなら、脚光を浴びつつヒノキ舞台に立つ！　みたいに使うもんなのだけど、そういうのとは違ってじゃね。

単にじゃ、

舞台に立った。

というお話なので、ええ、比喩表現とかじゃなくて、ほんと久しぶりに舞台に立って会場を見渡したに過ぎないのでした。

近所に図書館とホールが建ったのは、もう5年くらい前なのかな、調べればわかるんじゃけど面倒なので、ちくわの感覚だけで書いてます。

図書館はたまに行くのじゃけど、ホールの方はあんまり行く機会もなくてやね。

実は初めて行って来たというわけじゃ。

そしたらさあ、堂々とした舞台でちょっと驚いた。

広い広い。　テニスコートなら完全に一面張れるでしょって位に広いよ。

せり上がりというか奈落もあるみたいだし、けっこうがんばって建てたんだねえ。ありがたや。

そんで観客席近い。ええっ、こんなに高さがないの？　もうね、ひょいと降りられるくらいに舞台と客席の高低差が無い。

もちろんそこに柵もないし、手を伸ばせば最前列なら握手くらいできそう、一体感半端ないね。

客席には800人ほどが入れるらしいよ。

新しいだけに音響なんかもちゃんと計算されているっぽいし。とても綺麗なホールでした。

そういえば西鉄ホールなんかも舞台と観客席の高低差って無かったなあ。今はこういうのが普通なのかしらね。

一文字幕が三枚、バトンや照明機器がそこに隠れてる。

もう閉館になったけど、八幡市民会館みたいな古い舞台は、これらを吊るし下ろすためにすっごい太いロープがじゃね、袖の方に張られていました。きっと昔は人力で上げ下げしていたんじゃろうな。

そういえば嘉穂劇場とか、回り舞台や迫り上がりは、やはり5人ばかりで横棒回して、人間が動かしてたものね。もうね見たらまんま奴隷みたいなの(笑)たいへんじゃあ。

今はボタン一つで済むようなので、スタッフさんも楽になったことであろう。

スマートになったものじゃ。

ちくわは中学生の時、お芝居をする部にいました。

なので、各学校の発表会などで舞台に立つこともあったというわけです。（そういえば小学校の時は合唱部だったので、そういう発表会なんかでも舞台上には上がるものね。結構慣れてたかも）

あれは一回やると止められない。　というくらいに麻薬的というかかっぱえびせん的というか、かなり魅力的なものじゃということですけど、

わかんなくもない。😸

照明がばちこんと当たってじゃね、観客席は暗闇に沈むんだけど、その闇の奥に人の気配が感じられて、それこそ一挙手一投足が注目されているのじゃ。おお、なんということじゃ！　などと考えると、そこに触発されるある種の魂は、まさに快楽を覚えちゃうだろうなとは思うね。　まあ、そういう人種じゃないとやってられないのかもしんないけどな。

とはいえじゃ、ちくわの同級生でそういう世界でがんばってるのがいるけど、案外普通の人なので(笑)どこいらへんにその向きと不向きが隠されているのかはナゾなんじゃけどもね。

みなさんはどうすか？

いざ、やってみて、案外イケルやん！　って人もいますかね？　想像してみてさ。

どうでしょ？

表彰式にも参加してるエムさんとか、教壇に立つ人や講師を引き受けてる人などは、案外平気で向いてるかもしれないね。（ねえ、たみぃさん）

とにかくじゃ、そういうわけで何十年ぶりに立つ舞台というのは、なかなか感慨深くて良いものでした。

懐かしささえ感じた。　大きな声で歌いたくなった。（やめなさいよ）

観客居ないので、頭が真っ白になってセリフが全て飛ぶ恐怖とかも無いしな(笑)あれは夢に見るくらい恐ろしいものですじゃ。

とにかくそういうプレッシャー無しの物見遊山なので、ただただおもしろいのでした。

そうそう、今回なんでちくわがこんなで舞台に立っているかといえば、幼稚園の発表会が近くここであるというので、その打ち合わせに来たのでしたがね。

ただ、ちくわは大道具などを搬入するためだけに付いてきたので、話し合いに参加することも無く、そのあいだ暇すぎてうろつきまわっているだけなんじゃけどね(笑)

スタッフさんからしたら迷惑な話じゃよね。