今回はじゃね、我が家にやってきたというか、無理やりさらってきたチビタに関する記事の最終回じゃ。
ここ猫日記じゃないしじゃな、こればっかり書いててもあれなので、一応打ち切っとくかってことですじゃ。
どうせこれからまた長いことお付き合いしていくことになるものね。
それにじゃな、また時々書くこともあろう。
さてさて、そんなわけで長い潜伏活動を終えたアンネ、いやチビタだったのじゃが、仏間からはなかなか出てきません。
使っていない和室の応接台があって、その下が落ち着くようじゃ。
思えば駐車場の車の下が生活の場だったんで、上に圧迫感があったほうがいいのじゃろう。
まあ、好きなとこにいたらいいよ。
同じ場所にずっと居るので、地縛霊の「ジバニャン」って名前にしとけばよかったかのう、などと思ったのこと。
しかあし、ホッとしたのも束の間。
「つ、冷たーい! なに? なに?」
と朝もはよから妻が叫びます。
そうです、勘のイイ人ならばお分かりかと思うのじゃが、チビタはどこで排泄するか知らないのでありました。
今までは自由だったはずなので、考えたことも無かったんじゃろうよ。
しかああもじゃ。
なんたることでしょう、チビタは炬燵敷布団に狙いを定めたようでした。
その粗相をいきなり妻は踏んずけたわけじゃ。
「ぎやぁぁぁ」
まあね、ちくわでなくて良かった(笑)
けど、これは由々しき事態で、このままだと「もう一回元居た場所に捨ててこい」と妻に言われかねない。
ピンーチ!
とはいえじゃ、こればっかりはどうしていいのか分からない。
というのもじゃね・・・・・・・・。
猫がおしっこしたい! と思った時というのは見てれば判るのじゃ。床を嗅いだり、くるくる回ったり、場所を吟味したりするから。
そこでふんぬと捕まえて、トイレに連れてけば、よっぽどの阿呆でない限りは次はそこでしよーっと、ってなるのじゃ。
猫のトイレトレーニングは割りに簡単で、ダンテもみやこもそこいらで困ったことはあんまり無いのでした。
一階に猫トイレ二基、階段の踊り場に一基、計3つのトイレが設置されており、どれでも自由に使えるようになっているのでした。(人間のトイレよりも恵まれてるわね)
ただ、今回の潜伏ニャンコチビタは何時トイレに行っているのかナゾなので、「おしっこに行きたい」仕草すら掴めない状態なのね。
ネットで調べてみるのだけど「粗相した時に叱ると排泄自体に怯えを生むのでいけない」「トイレに自分の排泄物を一部入れておくとよい」「おしっこしたくなったら、そこへ連れて行ってあげましょう」などとじゃな、有益な情報が皆無なのでした。
うわ、困ったな、困ったぞ。
とりあえず階段の踊り場トイレを仏間に運び入れてみた。
ただ、臆病なチビタが新しく来た見たことも無いものをトイレだと考えるとは思えない。
おしっこ地雷はその後も続き、被弾したのはまた妻だった( ノД`)
「うわわわわぁぁ」
いかーん!このままではまじ捨てられてしまう(・∀・)
とりあえずじゃ、炬燵布団にはペット用の吸水マット敷き詰めて、その間になんとか解決方法を探さなきゃじゃ。
「チビタや、このままではお前はどうなるのか分からない、今度おしっこをするときは教えておくれ」
いいね。 って念押ししたって解かるわけないしな、困ったざんす。
したらなんということでしょう。
明らかにおしっこしにチビタがリビングまでのこのこ出てきたではあーりませんか。
祈りは通じた! チャーンス!
さっそく抱きかかえてトイレに急いだ。
しかし、あんまり急ぎ過ぎたためかチビタ恐怖して逃げ出そうとする、そうはさせじとトイレに押さえつけるちくわ。
ぐいぐいトイレに押し付けるざんす。ええい、逃げるな、ここでおしっこをすんのだ!
にゃあにゃあにゃあ!
イジメだわイジメ(笑)
暴れられてちくわ手の甲に出血!
パニックを起こしたチビタは下の階に逃げちゃう。そんで作業台の下に潜り込んでしまった。
トホホ、これじゃあ最初からやり直しだよお。(´;ω;`)
また5日間籠城するんじゃろうか。
どうしたらトイレを覚えられるのかしら。
途方に暮れた。
しかしね、今度は一日したら出てきたよ。そんでいつの間にかジバニャンらしく応接台の下に戻ってた。
そんで、聞いて聞いて!
あのね、トイレでおしっこしてた(*´▽`*)
なんてことだ!
グイグイ押し付けられて、トラウマになってないか思ってたのだけど、良く分からないけれどうまくいった。
これでまあ、ひと安心。
これさえ覚えれば、あとは大概のことやらかしたって大丈夫だぞ。
ゆっくり自縛から抜け出しておくれ。
よろしくな。