九州地方は晴れました。

風も無くていいお正月じゃ。

朝からお刺身買いに行ってじゃね、お雑煮作りして、用意万端これでもうすることは無い。

そうだ!誘拐に行こう!

ということで、新年早々に誘拐をたくらんだのでございます。

うちは駐車場を借りていてじゃね、それは家から50メートルくらい離れたとこにあるんじゃよ。

そこに以前うちの猫にしようとして失敗した「ルー子」が住んでて、ときどきお腹が減ると出て来るようになってたのだけど、どうもルー子は子供を産んだらしくて、去年の夏ぐらいから小さいのも出て来るようになりました。

名前を「チビタ」って付けたのだけど、これ女の子なのでひどい名前じゃな。

 

最初は激しく警戒されていたのじゃけど、ルー子が平気でご飯食べるので、だんだん触れるようになりました。

やがて、子別れの時期がやってきて、ルー子はチビタを邪険に扱うようになります。

そのうちルー子が居なくてもチビタは現れるようになり、年末ごろになると抱き上げることが可能になりましたよ。

(もちろん嫌がるんじゃけどね)

そんなわけで隙を見てノミ取り薬を首にかけて、誘拐の時期を狙っていたのでございます。

そんで、今日連れてきちゃおうかって、ふいに思ったというわけでございます。(なんで口調が丁寧?)

年も改まったし、丁度いいじゃんねって考えたんじゃないかな、とにかくね、そうだ!誘拐しよう!って思いついたのね。

駐車場まで歩いて行き、出てきたチビタを撫でます。

チビタは疥癬を患っているようで、頭がデコボコしています、フケの様なものが出てるし、しょっちゅう首を搔いています。

そんでなんか目も悪いようでじゃね、金色の瞳をしてんのじゃけど、最近は目を細めてるのでいつも笑ってるような顔しています。

こんなの拾ったら病院代がどのくらいかかるのか、そこは心配じゃなあ。

撫でてやるとしかし、喉を鳴らしながら寝転びます。

まあ、しょうがないか。

ちくわはやおら首元を掴んで持ち上げます。

そんで、そのまま家まで運ぶのじゃったよ。

さすがに途中から不安そうに鳴き始めました。

「だいじょうぶ」

「だいじょうぶだチビタ」

しょうがないので、そう言い聞かせながら一気に連れ帰ります。

思えばゲージかなにか最初から持って行けば良かったんだけど、なんせ思い付きだからなあ。

 

 

 

つづく。