興味とか簡単に言うけど。
それって「どうして興るものなのかな」。
多くの人が興をそそられるものもあれば、どうしてそこに熾きるのかわけわかんないものもあるよね。
まったく「みんなちがってみんないい」くらいのお話なんじゃけどさ。
たとえば同じもの観ても「ふーん」って思う人も居るし、「おおっ!」って思う人も居る。
簡単に言えばそんなことじゃね。
ただね、こうしてお話を創ることしてると、できたら「おおっ!」って感じられるもので闘いたいなって思うのよ。
だってその方が助かるもの。
売れるだろうし。
ねえ?
だからそっち寄りにすればいいだけのことじゃん。
って思うじゃろ?
選ばれるように、売れるように、花が虫をおびき寄せるように、蠱惑的な香りを纏わせたら良いでそ。 って、そう思うじゃまいか。
ただところがぎっちょんちょん、なのだ。
そんなのわかったら苦労はしないし、ちくわんなぞとうに売れっ子作家になってんぞ。
つまりそれはナゾなのだな。
そう、ナゾなのよ。
良い香りでしょ、さあ、こっちへ来なさい。などと言いながら生ゴミ撒き散らしてる頭の温かいひと。
おもしろいでしょ、どうぞ手に取ってご覧あれ。などと言いながらテレビのリモコンを差し出すようなひと。
見てくださいよ、どきどきしませんか。などとニラの束を渡そうとするひと。
いろいろと好き勝手にしてたらば、そんなひとになっちゃう可能性が半端なくあるのじゃった。
うむ、ちくわは全部やってきた自信があるじょ。ふんっ。(威張ってどうする)
九相図というものがあります。
お坊さんが「肉体とはかりそめの器であり、基本不浄なモノなんだからね」って学ぶために描かれた絵ですかね。生きることの諦念やら無常やらを感じてね♪ みたいなじゃな。
ええ暮らししてる超絶な美人がじゃな、死んでやがて腐って膨らんで食べられて骨になってお寺の花~子さんっ♪
みたいな図だと思ってくれたらいいよ。(わかんねーぞっ)
まあ、そんな目的で描かれてるわけなんだけどさ。
これがけっこうリアルというか、法医学的には正しい死体の在り方みたいに詳しいんじゃね。
「こりゃ、あれだな」
「なんですか?」
「こりゃあれだよ。これ描いたやつはモノホン視て描いてるわ」
「モノホンって、ほんとの死体を観察したってことですか」
「ああ、間違いねえな」
などと新米刑事とベテラン刑事の会話みたいな感想を抱いてしまうくらいにリアルなのじゃな。
昔は死体も豊富に獲れたじゃろうしね。(コワイわあ)
やるきがあればなんでもできる! とじゃな、イノキみたいに思ってた人居たのだと思う。
なのでじゃな、この九相図って便利なもので、それ描くのにがんばってますポーズが出来んのよ。しかしそれを描くのが目的では無くてじゃな、純粋に好奇心で「死体がどう崩れていくのか」知りたいなって思った絵師もいたんじゃないかしらね。朝顔の観察日記ばりのルンルンで。
だって時代が近づくにつれて絵は緻密になってくるもの。
死体愛がないと描けない感じになりますのじゃ。(ぶるぶる)
話を元に戻すけど、「死体を愛する」という興味って、かなり少数派なんだろうなって思う。
死体がどれだけ自分を惹き付けるのかを語っても、だれもついては行けまいし、語るだけ自分が異端なのじゃと感じるじゃろうよ。
でもさ、仕方がないことなんじゃよ、そのひとはそのことに興を感じてしまったのだもの。
異端を感じ、それを隠そうとするのか、大っぴらにして変人や奇人のような扱いを享受するのか、その後のことはそれぞれなんだろうけどね。
思えば子供の興味は純粋じゃな。
この純粋というのは「これは金になんのか」「世間に認められるのか」「ビックになれるのか」「役に立つのか」といった打算が働かないという意味でじゃな、じつにしょうもないことに嵌まり込んでんなという侮蔑も含んでるのじゃけどな。
それでオタマジャクシ潰したり、アリの巣に水注いだり、なんの罪もないカエルを壁に叩きつけたりすんじゃよね。
やってることは純粋。うん、純粋じゃな。
ほんとに役に立たんことだけど。
(しやけど、これやっとくことで得るものはあるのかもね、大人になるためのイニシエーションみたいななにかが)
純粋でなくてもいい。
商業主義でも煽情的でも露悪趣味でもなんでもいい。
面白くあればいい。
ちくわはここんとこアニメやらラノベばっかりに浸ってて、観てるとなかなかいいサービスが行われてるのが分かる。
ただね、なにかを書く人にとっては害のある部分もあるのかな。
特にラノベの文章は漫画的でじゃな、登場人物の心情が駄々洩れだったりするので、ラノベじゃない賞の公募には向かない。
いわゆる人称問題が生じちゃう。
けれど、そこを除けば参考になることはありますね。
良いとこだけ貰っちゃいたいす。
自分が面白いなって思うところが、他の人とも共通してたらいい。
それは福音って呼ばれるものなんじゃろうなって思う。
なのでじゃな、それであれば幸いなのじゃ。
古墳や神話とか、或いは古事記や日本書紀、後は神社とかかな。
ちくわが好きなものはあまり良いものじゃないみたいじゃ。
それを前面に出しても共感されることは少ない。(ブログの閲覧数もぐっと下がるんだもの)
なので、あんまり幸いじゃないのだけどさ。
まあ、好きなものは好きってことで、これからも続けるんだけど、他のとこでもいろいろと面白そうなものに興味を持ちたい思っています。
みんな、おもしろいもの書いていこうね♪