寝てたらいつの間にかできあがっている。
それは夏休みの終わりになって、真っ白な「夏休みの友」を前に、ちくわ少年が恋焦がれならも力尽きて眠ってしまったときにつぶやいた言葉。
それと同じ(笑)
進歩ってしないのな人間って。
寝てる間に小人さんがハイホーハイホー♪ ってやね、課題を埋めてくれたりしちゃったりなんかして。
という都合のいい夢をいつまで引きずっているのかしら。
祈ってる間に一行でも埋めていかなきゃ、絶対に終わらない。
千里の道も一歩からなのじゃ。
ほら、書きなよ。
誰か助けてよう! って泣いたって終わらない。
泣いてる間に次の設問を解こうよ。
そうだ、学校を燃やせば行かなくてすむんじゃないか?
時々いるんじゃよね、悲しいことだけど、こんなやつ。
逃げるな! 戦え! 倒れるなら一歩でも先で倒れろ、人に迷惑をかけるな、死ぬなら一人で死ね。
遊んでても、怠けてても、宿題は追ってこない。
ちくわはもう大人なのでやね、あの「夏休みの友」は来ないのじゃ。
だから自由にしてていい、自分のことは自分で決められる。 好きなことしていい。
そう、いくらゲームしてもいいし、どんなに体に悪い食べ物食べても怒られない。
買えるなら好きなものだけいくら食べたっていいし、どんなにお酒飲んでもいい、賭け事だってしたっていいんだし、タバコだって吸っちゃう。
大人って素敵だ!
自由だ! 自由ばんざい!
まあ、自由をいいことにじゃ、もっと悪いことしてる大人もいるんじゃろうな。(黒い笑い)
ただね、あなたがそれらに現を抜かして遊び惚けるのは自由なんだけど、それではあなたの夢には一歩も近づかない。
街の近所に出かけて、魔物をやっつければ経験値とお金が貰える、などといった便利な機構はない。
だからあなたは暮らしを立てながら、残った時間を自由に使えるのに過ぎない。
その時間でなにをしますか?
残った時間ってどのくらいあるの?
そうじゃ、ちくわは小説を書こうと思っていたのじゃった。
ならば、それをせねばのう。
そう、あなたがやんなきゃ、それはひとつも進まない。
ほんの少しも動くことは無い。
同じ夢を見てる人が、その間にひとつでも進めれば、あなたとの差はひとつ開く。
同じ夢を見てる人が、その間にふたつ進めれば、あなたとの差はふたつ開く。
ほら、拗ねてないで、立ち上がらなきゃ。
こんなのちょろいもんだと虚勢を張らなきゃ。
俺が本気出せばこんなもの簡単だって、過信しなきゃでしょ。
ともかく、自分でひとつ進めないと、なにも起こらない。
さあ、やるべ。
やるべ、やるべ。
さてさて、今日は(前回書いた)香椎宮に行ってきたよ。車で一時間ちょっとかかったけれど。
思ったよりもずっと小さくてじゃね、荘厳さやら威厳みたいの感じないとこだったす。
香椎は昔見たような小さな町じゃなくなっていて、けっこう大きな街になってたし、高い建物も増えていたす。
友人が志賀島に居た頃は、けっこう身近なとこだったんだけどな。
低い建物と、学生向けの小さなアパートが建ってるようなじゃな。
定食屋とか安い飲み屋がいくつかあるようなとこで、妙に親しみやすくて、いつまでも人を甘やかしてくれるようなとこじゃった。
駅近の大学も、こんなに大きくはなかったし、通う学生もそれほど垢ぬけてはいなかったんじゃがな。
時間が経ったってことじゃろね。
けれど、その長い参道は大きな街路樹に覆われてて、それほど変わってはいなかったかな、とても気持ちのいい道でした。
実に長い参道でじゃね、ふたつの踏切を越えて、海まで続いてるんじゃよ。
境内には満開の桜が咲いてた。
見事じゃったよ。(ソメイヨシノではないけどね)
小さな社殿に手を合わせて、予定通り今度の作品がうまいこと行くようにお願いしてきました。
ええ、下読みさんに呪いをかけましたとも(笑)
あとは、為すべきことを自分が為すだけじゃね。
いつだって取り掛かる前にうだうだしちゃうのでじゃね、自分を戒める気持ち書いておきました。(笑)
ちくわはナマケモノなので。