トイレットペーパーって和製英語っぽい気がしてなんないのじゃけど、ほんとはどうなんだろ。むこうでもこう言うのかなあ。

 

なんで今回のタイトルがこれなのかというとじゃね、まあ、もうお分かりじゃな。

デマなのだと言われつつ、未だに無かったりして、普通の会話のホットな話題になっているからじゃな。

あきれるくらい無いよね。

最近楽しくて、スーパーやドラッグストアに行くとついつい見ちゃうのがトイレットペーパーの売り場なの。

からっぽなんだもの。

しかし、「からっぽなんだもの」みたいにじゃな、ちくわがなんで余裕ぶっこいているかというとやね、10日ほど前に在庫が三巻きまで減ってて、そうそうこれ買っとかなきゃってことでじゃね、ああ、ティッシュも二箱になってたからついでに買おうかなって、ほんと偶然だけど無くなる動きがある寸前に自然に買ってたからなの。

小さいところで「持ってる男」なのでした。

(書いてて悲しいわ)

 

しやけどさ、もしもタイミングずれて三巻き残すのみで手に入らんかったら、あたふたしてたかもしんないねえ。

さあ、これが君の今日の分だ。 などと言いつつ、ペーパーの切れ端を家族に配給してたやもしれん。「うちにはこれだけしかないのだ」とか悲痛な顔で渡してたかもしれない。

ちょっとぞっとしてしまうやろーーーっ!

知り合いに「ひと巻きわけてくださらんか、ゴホゴホッ」とか言うてやね、恵んでもらう旅に出なきゃならなかったかもしれない。知り合いのつてを辿って高知まで行ったかもしれんな。(分けてくれたかなあ)

 

或いはやね、あの伝説の「みっちゃんみちみち~~♪」の歌にあるようにじゃ、手で拭いて、もったいないからどうかせないかんかったかもしれんではないか。(というか、この歌って誰が作ったし。全国のみっちゃんから半端なく憎まれてるやろうな)

 

尻が拭けんで死んだ者はおらん! などと強弁してもやね。やっぱり要るモノだものねトイレットペーパー。

拭きたいもん!

うちにはまだあるんだけど、いや、売ってないし、腐るもんでもないから、見つけたら買っとこう。 ってあなた。

持ってんのならみっちゃんに譲ってやれよお。

あんた買う必要ないじゃんか。

山菜とかたとえば柿なんかでもじゃな、収穫する際にもじゃな、山の取り分として一個は残しておくもんじゃないのか? 

あるなら買うな。

ストックを増やそうとするな。

 

でもね、これって、諸外国でも起こってるらしいよ。

「パニック・バイ」って言うらしい。(そうかあ、用語まであんのじゃな)

つまり不安に駆られて、しかも他人が出し抜いて無くなると困るという心理が、こと「お買い物」に強く反映させられて出るそうなのじゃな。

(無くなるかもしれないもの手に入れられたら、買い物満足度ってヒュルヒュル上がるらしいな。いややわあ)

たとえばイタリアではパスタが無くなったし、アメリカもミネラルウォーターやコメとかが異常に売れてるみたい。

確認はしていないけれど、日本でも缶詰とかカップ麺とか異様に売れてるらしいぞ。

そうやって商品が無くなった棚を見せつけられるとじゃな、その恐怖は伝染するようじゃしな。(空の棚に関してはニュースでえらく取り上げられてたから、それを見て「えらいこっちゃ!」って思った衆も多かったかもしんないね)

このデマって実は熊本で最初起きたそうなのじゃけれどもね、伝播スピードは観るべきものがあったよねー。すごく早くちくわの元まで辿り着いたす。

ちくわは「持ってる男」だったので、この噂を最初に聞いたのは、実を言うとネットでデマですってニュースになった後でした。

つまり渦中は知らなくてじゃな、デマの真ん中でこの現象を見たかったなあって残念な気持ちになりました。

おもしろい。

冷静に合理的な行動をしていると、出し抜かれてしまって、なにも手に入れられないのって、不条理なんだけれど現実なんだなあってトコがすごく面白い。

 

将来への不安、先が見えない不安に襲われるとじゃね、人間は自分のファミリーを救うために、品物を確保しようという心理が働くんじゃろうよ。

わからんでもない。

わからんでもないけど、いや、やっぱりわからんな。

分け合えば足るものが、奪い合えば足りなくなる。カミュの「ペスト」とか、状況が似てるのでじゃね、今読まれてたりするそうじゃね。

あと、マンゾーニの「許嫁(いいなずけ)」、これは未読なんだけど。ミラノの校長先生が新型コロナウィルスで休校になった生徒さんたちに薦めた本として話題になりましたね。17世紀のペストの流行について書いてあるらしいのじゃが、外国人の排斥やら日用品の買い占めやら、感染者狩りや眉唾な治療法、そういうものが描かれてるそうじゃ。今と変わらないじゃろ?

人間は進歩してるようで、実際のとこはあんまり変わらないものなのかもしれない。

 

正体は不明だし罹ったら死ぬかもしれぬ疫病、しかも伝播力に関しては強力。いまや世界中に広がってる。怖いよね、確かに。

でも、致死率は幸いなことに低い。

もちろん、どういう人が重篤化するかはまだ未知だから不安じゃろうけどさ。

しやけどね、日本だけで肺炎で亡くなる人って毎年10万人くらいいるらしいことを考えたら、そんなに怖がらなきゃなのかな。

もっと怖い病気に変異する可能性はあるのだろうけどねー、ちくわにはどうも怖がり過ぎなんじゃないのかなって思わずにはおれないの。

いや、罹りたくはないし、ましてや誰にもうつしたくはないけどね。

 

とにかくじゃ、手を洗おう。ついでに悪事からは足を洗おう。組も抜けよう。

うがいしよう。余裕のあるひとは鵜飼いだってしてもええ。迂回するわけじゃな。

顔を触るのは止めよう。それが止められない人はエリザベスカラーを首につけようよ。猫とか犬に着けるあれね♪

とにかくじゃ、みんな生きろ。

 

ちなみにやね、トイレットペーパーはシングルとダブルがあるのだけど、シングルの方が製造コストは若干高いらしいよ。

こないだチコちゃんに叱られるでやってたす。(なんで二種類あるのかは、聞いたけど忘れたす)

これはうちに来たというか拾ってしばらくしたときの「みやこ」右目はふさがってたす。

いまはねー、このスマートさの片鱗もない。全体にコーヒー色になったしね。

 

 

 

 

 

※おなじみの今日のベビメタ(今クール最終回)

 

ロシア公演が終わりました。 つまりひと月に及んだヨーロッパ公演の最終日でしたよ。

みんなお疲れ様でしたー。

ハードスケジュールでしたががんばりましたな。、ほんとよくがんばりましたな。えらあい! パチパチパチパチ♪

https://youtu.be/by4EmUdJ-t8

モスクワでの「Oh!MAJINAI」の映像。

まあ、この曲はやっぱりメタルではないかも(笑)だけど、ここらあたりでは受けるわよね♪ ロシア人ノリノリ。

ちなみに後ろの画像で歌ってる強面はじゃな、スェーデンのメタルバンド「サバトン」のボーカル ヨアキムさんでした。

ヨアキム、ほんとありがとね、こんなギャグみたいな使われ方してんのに、エエおひとやあ(´;ω;`)ウッ…

 

さあ、次はいよいよ初のアジアツアーだ!(できるんか? この現状で)