インソムニアって言うとかっこよろしいな。気持ち悪い良い響き。もぞもぞしません? なんとなく。(笑)
日本語だと「不眠症」。
(これしかし、表意文字としての漢字のすごさが判るなあ、どんな病気なのかすうぐに伝わる。たいしたもんじゃ)
眠れないのは実に辛いざんす。
だって、眠らないと明日に差し支えるわけですよ。
なのではやく眠ってしまいたい。
その準備はできてる。
風呂入ってパジャマになって、布団に入って、電気も消してじゃな、いつでも来いや状態なのに、一向にそうならないのだもの。
眠れよ俺、いい加減に、あと4時間しか眠れないのにぃ、頼むから眠ってくだせえ。眠らせてくれよおぉぉっ!
なんか、こうなっちゃうとほぼ絶望的じゃな、経験から言っても。
あれは辛いざんす。
宇宙船のコクピットに縛り付けられて、けど、いつまでも始まらないカウントダウン待ってるような感じ。
「ねえ、ま~だ~~っ?」 って言いたくなるよね。
ちくわは昔から夜寝るのが苦手でじゃな、なんか際限もなく寝れなくて、やがて夜明けが来て、しようがないなあって起きて、そこから急に眠気が襲ってくるという、まことに困った性癖の持ち主なのでしたよ。
よるのいきもの。
そんな感じじゃったのじゃ。
どこでもここでもすうぐ眠れるぜい。 眠ることなら俺にまかしとけよ。てやんでえ。 って人が居ますよね。(江戸っ子か?)
ちくわは羨ましくて羨ましくて羨ましくてじゃな、妬ましくてじゃな、やすらかな顔して寝てる友達のおでこに落書きするという悪い子であったことを懺悔いたします。
ええ、「肉」とか書いてました。油性マジックで。「おやさい」って書いた時もあるす。
書くときに思わず我慢できずに吹き出したりしますな、あれは。
えっとね、しかし「そんな感じじゃったのじゃ」と過去形なのはじゃな。落書きの話ではないぞよ。
今はちょっと違うってわけなの。
お昼ごはん食べたら、死ぬほど眠たくなるようになってしまいました。
遠くからスイマーがバシャバシャ泳いでくる感じ。
あ、なんか来たなあって観てるうちにどんどん近くに来るよ。
しかもそれがオリンピックにも出ようかって位に強力なスイマーでやね、魂抜かれたみたいにガクッっと、寝ちゃうのざんす。
やべえよ、仕事中なのに。
それがもう、あれね、あれなのよ、抗いながら引き寄せられる眠りの甘美なこと。気持ちいい!
ダメだ、眠ったら。
いけないってば、眠るわけにはいかない。
だからほんとにだめだってばあ・・・・・・・・・・・・・・・・・、ZZZZZZZZZZZZZZZZZ。
って、あれはもう悪魔の囁きのようじゃ。
そういうわけでやね、ちくわ、夜は相変わらず眠れないのだけど、それはお昼に落ちてしまってじゃな、そのために眠れないって感じになっちゃってるんじゃねー。
困ったよ。
昼眠くなるのは。まじ困るもの。
たぶんね、これらは加齢に拠るものなんじゃろうね。
なんでも加齢で片付けちゃうとインド人に叱られるかもだけど、間違いなく加齢だな。
胃の動きが始まると、血液がそっちに応援に行くので、脳近辺の血が足んなくなんのさね。
だから眠いんじゃと思う。
これどうにかなんないかな。
・昼ごはん抜きにする。
いや、いやいやいや、それはいや。
・ストロングなコーヒーがぶ飲みする。
胃がやられそうかも。
・血を造る
どうやればええねん。誰かのを吸うのか?
まあねー、解決策なんて無いのじゃろうな、きっと。
ならばじゃ眠ってもいいけど15分とか、きちんと時間を制限するべきなのかもしれない。
生き物にとって、年齢による身体の変化、老化は仕方のないことじゃ。
基本的に抗うことはできてもじゃな、どこかで受け入れなきゃならないわけで。
「眠くなるよう」とか言ってるうちはまだましじゃろうね。
しかし、抗わず全部受け入れるのはまた違うじゃろうな、できるだけ工夫して抵抗していきたい。せめてゆっくり老化したいものね。
「老化は走らない」ってことじゃ。(おまえ、これが言いたかっただけなのでは?)
たださあ、こういうことって若い時は毫も考えたりしなかったす。ほんと。
想像だにしなかった。
現実として突きつけられて、とても不思議な気がするざんすよ。
マジかーい!って思ってる。いままさにじゃ。
「こんなに歳をとっちまって、驚いてしまっている自分が居る」ってことが不思議なの。
お釈迦様の言葉とかさ、よくお寺の門とかに貼ってあったりしますよね。
そのなかで一番衝撃的だったのがじゃな、これじゃ。
「おまえも死ぬぞ」ってやつだったよ。
これほんとにお釈迦様の言葉か? この寺、実はなんかその、アレな宗教結社なのでは? って疑いましたがな。 なんか呪いの言葉みたいじゃんね。これが貼ってあったのよ。強烈無比。
すげえインパクトあるよね。
ただね、言い方はきついけど「真理」ではあるな。
そう言えば「シン・レッドライン」って戦争映画のおしまいに、死にかけた日本兵(光石 研)が主人公に向かって言うのがこの言葉だったな。
「おまえもいつか死ぬのだ」
主人公はその言葉に衝撃を受ける。そういう終わり方だったのだけれど、いまいちピンと来なかったなあ。けれど、同じように衝撃を受けた人もいるかもじゃな。
そう、死んじゃうんだから、その間にしなきゃいけないことやっとかねばじゃな。後悔するじゃんか。
若い衆、君らもいつか死ぬからな。
いま、がんばるんやでー。